2020年3月28日土曜日

採集:2009/09/11-2009/09/14 北海道でおもいっきり子供になる

ここ関東から比べて北海道は、
季節が1ヶ月進んだ感じで、
明け方は寒くて目が覚めてしまうほどだった。

午前中は父が車を使うそうなので、
ポイントまで送迎してもらうことになった。

あらためて車の外を眺めながら考えると、
家から山までずっとヤナギやヤマハンノキ、
ミズナラ、ダケカンバなど、
クワガタがつきそうな木が続いている。

でもね、あまりにも良い木が多すぎて、
かえって的が絞りにくくて、
採りにくいパターンじゃなかろうか。


早い話、数キロに渡って
ヒメオオ好みの木が並んでるんですから・・・


山の気温は15度を切っているでしょうか。

車を降りると父から借りた長靴を履き、
登山モードに変身した。



ヤナギの木を見上げながら登っていると、
何を探してるのと話しかけてきた登山者に

「ヒメオオクワガタという、
  ちょっと変てこなクワガタとか
  センチコガネっていう糞虫なんかを探してます」 キリッ!


と言ったら、


思いっきり嫌な顔をされた。 (`Д´#) ムカッ


失礼な奴・・・・
と一瞬思いましたが、

いかんいかん、賢者モードにならなくては・・・

気にしない・気にしない・気にしない・・・


私のご神木はクワガタがつきそうな感じではなくなり、
以前に採った場所にもおらず、
もうこの地では採れそうな感じがしなくなってきた。


最初にここで見つけた時に1♂2♀。
次に1♀、その後、何連敗もしてるんだよなぁ・・・


確かもっと上の方にポツンと1本ヤナギがあったはず・・・

それを目指して登っていると、
小学生の団体が頂上を見ざして登ってくる。



周りの木をキョロキョロ見ながら
ちんたら登っているので、
先に通してあげよう。


ざっと十数人ってとこか、
きっと遠足なんだろな~

私も小学生のときは登ったし、、、
と思っていたが、


後続はなし・・・・


あれっ、平日なのに学校行事でないの????


ヤナギの木までたどり着くと、
あーーれーーー、こんなに小さな木だったっけ?

数年前に見たので、
それから伸びているはずなのに、
イメージしていたのよりも遥かにちびっこかった。


あまりに小さいのでチェックもあっとゆーま。

おりませぬ。



しゃーねーのー、
センチコガネを拾って帰ろう!

地面を見ながら下っていくと、
なんとかかんとか1匹だけセンチコガネをGET



かれこれ3時間以上探しまわりましたが、ここではボウズに終わりました。



キマワリを撮影したものだけど・・・・

ちょっと待てい!




この写真を見直している約11年ごの2020年。
ルリクワガタの産卵痕があるじゃないか!!!!!!!!!


いったん食事するために親父に迎えに来てもらう。

待っても来ないので迎えに行くように山を下りていく。

いつまでたっても会えないなよ、

この調子じゃ、家まで歩いてしまうぞ。


と、1本道のどこですれ違ったんだか?
登ってくるはずであろう父が
下ってきた。



家で具だくさんそうめんを食べ、
午後は車を使って良いとのことで、
1時間くらい(そんなにかからないか?)かけて1匹しかとれない林道に移動した。



まいどのことながら、
なかなか見つけられない。

30分ほど歩いた頃、
ヤマハンノキの枝に黒っぽい部分を発見。

だが、ヒメオオなのかコブなのか判断できない。


角度を変えて立体的に見ようと頑張るも、
バックの明るさで良く見えず、


写真にとっても・・・・・・



えっと、拡大表示して確認するのが急に面倒になって、
えいや!で網でつついてみた。



すると角度が変わって良く見える位置に。 ムカついてる♂のヒメオオ。

なかなか落ちなかったが、バンバンネットで叩いて、どうにか1匹確保。



林道(本道)はやがて廃道ぽくなり、
少しの草をかき分け進むと、
川で止まっていた。

やっぱりこの林道は1匹の林道であった。



その後も熊よけ鈴をリンリン鳴らしながら
別の道を3時間歩き続けたが追加は得られなかった。


(足が長く見えるシルエット)




2009/9/12

今日はまるっと1日、
釣り三昧。

北側防波堤にやってきた。

だだっ広い駐車できそうなスペース、
人の少ない防波堤、
湾外の水はきれい。
湾内は工場地帯だが、
それでも東京湾に比べりゃどえらい奇麗。



さすが北海道! ラブ北海道! あーんど北海道ラブ!



さっそく大きめのルアーから投げてみたが無反応・・・・ 

サイズを変えたり、深さを変えたり、場所を変えるも無反応。 (・ω・)

サバくらいいないものか?

ワームを投げて底物をさぐるも無反応。  (・ω・)


見える魚といえばチカか・・・
チカ釣りも楽しいよな、子供のころにやったよな、、、


ダメだ。 小針のサビキ仕掛け持ってきてないや。


人口餌に切り替えてガルプサンドワームを投げてみる。
投げっぱなしの餌釣りだ。


餌の位置を変えるために小さくリールを巻くと、
すぐにプルプルと小さな反応が。


コチが3~4連発!


ちびっこなんだけど、まるっきり釣れないよりはマシだわ。


どうやら湾外は砂浜が続いてるみたい。
ここで30センチオーバーのコチがかかれば大盛り上がりなんだけどなぁ・・・


で、湾内に切り替えると、



ヒトデ、エゾメバル。

メバルもおっきいと盛り上がるんだけどな・・・



昼になったので母親に作ってもらった弁当を食べる。
ええ歳こいたおっさんであるが、
こうして母親に面倒をかけさせるのも親孝行なのだ。


午後になると日が陰ってきた。

日光をあびてないとと強風あってチト寒く、
3枚着込まないとつらくなってきた。



引き続きアイナメ、エゾメバル、フグなどかかるも、
どれもこれもおチビちゃん。


帰り際に大物を狙ってルアーやワームを投げるも無反応。


おかしいなぁ、
東北とか北海道じゃ
どでかいアイナメが釣れるってテレビで言ってたのに・・・・





2009/09/13

3日目の午前中は父の手伝いでバーベキュー大会であった。
なぜ私がこの会場にいるのか理解できなかったが・・・
午後に3時間ほど時間が取れたので、


近場のヒメポイントに行ったが、
歩き回っただけに終わってしまった。




2009/9/14

実家の窓から裏山を見ていたら
ミズナラがあったので撮影した。



家の周りにはヤナギもあるので、
ここでヒメが採れたら大爆笑・・・

って言うよりも、楽でいいのにな・・・


午前中しか時間がなかったので、
隣町の1匹しか採れない林道に行った。



ダケカンバの幼木に枯れ葉のように見える黒い影。

角度を変えて見直す・見直す・見直す・・・・
四角っぽくみえるので、
ヒメオオとは思えないけど、
念のため突いておこうか。


やや水平に伸びる枝の上、
さらに枝分かれする枝が邪魔でネットには入らない。

下からトントントントントンと叩いてもビクともしない。

どうせクワガタじゃないだろうから、
ネットに入れるのは諦めて、
網の横から突いてみたのだがピクリとも動かない。

枝の膨らんだ部分みたいだな・・・
コブだと思い込んでるので、
豪快にネットの枠部分で


ゴシゴシ・ゴシゴシ・ゴシゴシ・ゴシゴシこすり付けたら、それは少しズレた。


んっ!



そう、このズレた時に気付くべきだったんだ。

その後もピクリと微動だにしないので、
がっちり枝にくっついてた枯れ葉が
枝に絡まってんだと思い込んでいた。

こんどは下から適当にバンバンバンと叩いたら、
ゆっくりとスローモーションで
6本の足を広げたヒメオオ♀のフォルムが落ちてゆく・・・



うあああああああああああああああああ、 




うあああああああああああああああああ、 




うあああああああああああああああああ、 




うあああああああああああああああああ、 




うあああああああああああああああああ、 








ギリギリネットに入ったか、入らないか・・・
あわてて網を引き戻すも入っておらず。

ちょっとした2メートルくらいの急斜面を
熊笹を掴みながら登り、
落ちたであろう根もとの熊笹や枯れ葉を


かき分け、かき分け、かき分け、かき分け、かき分け、かき分け、、、




10分くらい粘っても見つけられず。




ここでのこの1匹はつらい。
今のがラストチャンスだったかもしれない・・・


はぁーーーあ、チッ!、ちくしょーーーーー!と



大声で何度も叫びながら先へ進む。



途中、エゾジカが数頭いて、私にびっくりして逃げて行ったが、
ピーピーピーピーと警戒しながら鳴くので、
こっちはヒメをロストしてイライラしてるもんだから、
シカに向かって「うるせぃ!だまれ!」と八つ当たりしてしまった。

いかん、あまりにも子供すぎる。
賢者モードにならなくては・・・・

折り返して、さっき落とした場所をかき分けてみたが、
見つからなかった。

てなことで、1匹の林道でまさかの、、、
いや、まさかではない普通のボウズであった。



他にも林道があるんじゃないかと、
車で探していると旧道を発見。

しばらく歩いて探していたが、
クワガタは見つからなかった。

もう、夕方なので家に帰ろうとしていたときに
予期せぬ蝶が・・・アサギマダラが・・・

一瞬、なんでおまえがここにいる?って硬直してしまった。

マーキングされてるか見たかったので、
いそいでネットを広げて
アザミに止まってるヤツを捕獲しようとしたんだけど、
慌て過ぎてたため、ネットがクルっと回ってしまい、、、、


空振り、

何度か空振り、

そのまま逃げられた。



虫採り三昧、釣り三昧ですか・・・

まるで子供の夏休みですね。

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