2019年6月28日金曜日

道具:ルーペ(キズミ)

左手にルーペを持ち、左薬指で虫や虫を張り付けているシールを抑え、右手でピンセットというスタイルでした。

左手はこんな感じ


両手が使えたほうがいいと前から思っていたんだけど、スタンド型虫メガネは想像していたより使い勝手がいいと感じなかったし、ほかに簡単に実現できる方法が思いつかなかった。

時計修理で使うキズミだったら、目のくぼみに挟み込むから両手が自由に使えると購入してみたはいいものの、目で挟み込んだら、目に力が入って展脚に集中することができなくて。



専用のワイヤーで頭ごと固定することもできるようなんだけど、もっと手軽にしたい。

ついでに老眼鏡にくっつけてしまいたい。 しかも、取り外しも簡単にしたい。

どうやったらくっつけられるかな?

いまのところの答えはコレ



タイラップでぐるっと一周まわします。 余分なところは切り取ります。

針金をビニールでコーティングしたコードをしばるようなやつの端っこをタイラップに固定します。 それを2か所。



針金を眼鏡に1回、2回、くるくる巻くだけで固定できる。 取り外しも簡単。

いままでより使い勝手がよくなったのか?

それはまだわからないなぁ。

左手にピンセットを持って虫を抑えることにしたんだけど、まだ慣れてなくて、
さっそく、小さなナガタマムシを真っ二つしてしまったから。

2019年6月27日木曜日

道具:長竿の延長その2

タマムシ屋の夢をのせて、もっと高く、もっと遠くに。 その2。

前のバージョンはジョイントE金具のところでアルミパイプが切れたので、
もっと単純にタイラップで長竿にくくりつけることにした。

前と重複するけれど、

材料から
余っていたシーバスロッド(9フィート)0円
シーバスロッドのグリップを壊すために金切りのこぎり108円
ペンチ0円
ラジオペンチ0円
ニッパー0円
タイラップ108円
アルミパイプ
光 アルミパイプ 光 アルミパイプ
8丸×395mm AP395-8、数量:2
136円
糸(補強のために巻いた)290円
コニシ ボンド クイック30 80g 591円
布(丸信商事 サテン 無地 生地
ポリエステル100% 約116cm巾×1mカット
col.12 ライトグリーン 1000)
346円
紐(余ってたもの)0円
穴の補強用フエルト(余ってたもの)0円
4mmハトメ(持っていたもの)0円
パイプカッター(持っていたもの)0円


ロッドからグリップを外すのはめんどくさかった。 富士工業さんのHPだったかな?にグリップの外し方が詳しく載っていたので(たしかPDF)、それを参考にペンチと金切りノコでグリップを破壊しながらはずしていく。 リールシート部分は金切りノコでジグザクに小さく切れ目を入れていったほうが、縦に1本、長く切れ目を入れるよりはマシ。 とにかく疲れた。 ガイドはカッターとペンチで簡単に外れてくれた。

根元内側の接着剤が邪魔になりそうだったので、パイプカッターで切り取ることに。

ところが、適当に切ったところ、縦にたくさんのひび割れができてしまった。
ひび割れ部分を取り除くために、こんどは慎重にパイプカッターで少しずつ切り取った。

それでもひび割れはできてしまい、使っているときに縦に裂けては困るので、糸でぐるぐる巻きにして補強することに。

ぐるぐる開始!


ぐるぐる終了!


前のとは意味が違うけど、タイラップでくくりつけたときに、潰れて割れないよう補強する意味で厚さ0.5ミリのアルミパイプを15センチ程度、ロッドの中に埋め込んで、シリコンボンドで接着している。

さらに補強のために、ロッドの根本部分をシリコンボンド厚くコーティングした。


サテンの布はキラキラしててテンション上がる。 が、裏地はキラキラしてない。
重いのがちょっと残念。 重いから半分くらいに切ってしまおう。


布は 60cm × 100cm にカットして、適当に穴をあけて、ハトメで止めて紐を通して、釣り竿のガイドに結ぶ方法にした。



延長部分はタイラップで固定。 ニッパーを忘れると、帰るときにえらいことになる。





ミスしたりなんだりと、試行錯誤の末、予定よりもかなり短くなってしまった。

9フィートロッドだったけど、実際には2メートルちょいしか延長できていないかな。

それでも、届かなかったところに届くのは気持ちいい。



ジョイント部分で曲がってしまうのだけど、かえって手前の枝をかわして、てっぺんの枝に近づくので結果オーライ。



実際に採ることができたので、普通に使えるんじゃないかな。

欲を言えばなるべく長く硬い釣り竿で延長させたいね。
ガイドが壊れたようなジャンクな釣り竿が中古釣具店で置いてたらラッキーなんだけど、

12フィートの硬めのMHのルアーロッドなんてのが1000円以下であればゲットしたい。 3メートルくらいは延長できるからね。

2019年6月26日水曜日

採集:2019/06/25 ハビロのサンプルを追加したい

しばらく梅雨らしい天候が続くようだけど、2日間だけは晴れるらしい。

会議もなく会社を休めるのは、この日だけか・・・・


朝から天気がいい!


前回、しょぼいハルニレのてっぺんでハビロが採れたから、11mでもいいんだけど、もっと高い木のてんぺんも狙えるように、長竿延長の第2弾。

格好を気にせずにタイラップで確実に延長することにした。



ジョイント部分で少し曲がってしまうけど、かえって枝をかわしててっぺんを狙えるから結果オーライということで。


前回同様、キンヘリタマムシ属は8時半から活動しているみたいね。
サテンの布のテカテカしてない裏地のほうに飛んできたけど、”使える”  ことがわかった。



どきっ、としないからエサキキンヘリタマムシっぽい。

ちょっと大きいものが飛んできたので、竿を下ろしていると、なんで君なの?
ヤツメなんとか? そんなたぐいのカミキリ。
緑に誘引されたのか、単に葉っぱと勘違いして飛んできただけなのか?


エサキっぽいけど、個体変異が多いエサキのサンプルはたくさんあっても困らないし、うれしい。


エサキっぽいけど、赤い個体だ! うえーーい!


と喜んでいたら、ケースに入れるときに落として逃げられる。

昼過ぎまでは晴れのはずが、10時半くらいから曇りがちに、、、、

12時過ぎたら、10分に1分くらいしか晴れ間が訪れず、

明るくなったわずかなチャンスに竿を伸ばす。 それの繰り返し。

あんまり暇なのでダウンロードしておいた映画を1本観てしまった。


晴れ間を待っている間、竿は短くして車に立てかけてたんだけど。 地上3メートルくらいのところにエサキがくっついてた。

話には聞いていたけど、こんな低いところでも本当に来るもんなんだね。

いやいやまてまて、
低いところでいいのなら、
緑の布をあちこちに置いておけば、それだけでトラップとなるのだよね?

車を停めたところのタンポポに虫がとまってて、気になってよく見ると、なんだかタマムシっぽいフォルム。
 

手に取ってよく見るとヒメヒラタっぽい形をしてる。 でもそれよりも硬い。 やっぱりタマムシっぽいな。(目が悪いのであまりよく見えてない)

いちおう確保しておこう。
(写真を見たらようやくわかった。クロヒメヒラタタマムシ、初見でした。)

ほかにタンポポ咲いてないかな?と探してみたけど、車にひかれて曲がってるのが1つだけで、この林道のハルニレエリアにはありませんでした。

晴れ間も期待できなくなったので、早めに切り上げたけど、やっぱり5キロ離れると晴れている。 晴れてるエリアも広い。

ハルニレのあるあたりは山のせいで雲が同じ方法にながれて、というか雲ができて流れてくるようで、曇りがちなんだよね。 去年、同じことがあって、確認したかった。

ここはドピーカンでしか気持ちよく戦えない場所なんだね。

5回くらい来て、採れる数は少ないけど、ほかの採集者さんと一度も会ってないから気持ちよく虫採りできるし、まあいいか。 ハビロも混ざるしね。


今日はキンヘリ属が6匹。


これで、ぜんぶエサキだったら泣けるわ。
(泣いた)


エサキキンヘリタマムシ:6
クロヒメヒラタタマムシ:1
謎ナガタマムシ:1


2019年6月24日月曜日

採集:2019/06/21 ヘサキとハビロ

そろそろ行っておかないとシーズン終わってしまうのかなと、急にそわそわしだして、頻繁に天気予報を見ておりましたが、何年かぶりに梅雨らしい天気で、ずーーーーーっと、曇りとか。

特に目的地は山だし、地形的に雨が降りやすいところだから、平地は晴れ間が多くても、雨が降ったり止んだりの予報ばかり。

行くことをあきらめた日、目的地近くのライブカメラを何度もチェックしていたら、薄日だけど晴れ間が多くて、天気予報(あと付け)が晴れに変わっていくじゃないか・・・・

そんなんだったら、今日行けたじゃないか!

ということで、明日の天気予報は全部曇りだったり、午前中に少しだけ晴れ間があったりと、微妙な天気となりそうだけど、行ってみることに。


体力的に心配なので、前日に出発して目的地近くで仮眠。

朝の7時に現地入りしましたが、誰にも会ったことのない場所に2台も車が止まってて、同業者だったら嫌だなぁ・・・・
(両方とも釣り人だった)

空は厚い雲が覆ってて、とうぶん太陽は顔出さない感じなので仮眠した。

ふと目を開けると薄日が射しているじゃないか!



大急ぎで釣り竿を加工した延長パーツを長竿に取り付けてハルニレに向けて伸ばす。


無反応


そして太陽が隠れてしまう。



薄日が射しては竿を伸ばしを2、3回繰り返していたら、釣り竿を加工した延長パーツの根元から壊れている感じが・・・



これは使えないか。


普通の網に取り換えて、晴れ間待ち。


ようやく1匹が来たような気がして竿を下すと、なんだか違和感のあるやつが網の縁にくっついてて、横の角度で見たとき、赤みが強い気がした。 これハビロだったらいいな。

逃げられたら泣くので、確保してから撮影。


(サイドがやけに赤い。めっちゃアヤシイ)



後から動きを止めて撮影したところハビロだった。

今回は採れた木も特定できていて、
11メートルロッドをめいっぱい伸ばしてギリギリてっぺんに届くくらいの
それほど高い木じゃなくても採れることが分かった。

時刻は8時半。

去年はエサキが9時くらいから活動しているの確認したけど、それを更新。
わりと早い時間から動き回っているんだね。


そしてまた厚い雲に覆われて、とうぶん太陽が顔を出す感じはなくなり、ふてくされて、仮眠したりダウンロードしていた映画を見始めた。


また薄日が射している。


あわてて外に出て歩き出したら、つまづいて転びそうになって、、、、何にひっかかったのかと足元を見ると、劣化したソールが剥がれている・・・

パッカパッカして石がはさまるし歩きづらいので紐で縛ってしまう。 そうこうしているうちに反対側のソールも剥がれだした。

太陽はすぐに隠れてしまい。 また、厚い雲に覆われてしまう。


暇だ


シロオビナガボソタマムシでも見よう。



いつもと同じ行動なので、いつもと同じ虫しか見ないのだろうと半ばあきらめていたら、図鑑でしか見たことのないかわいいテントウムシを見つけた。 ラッキー!!!




薄日が射すチャンスタイムはこんな感じ。 そんなに明るくはない。



2匹目が採れたのは12時を過ぎたあたりだった。 つらい展開だわ。

 

こっちはエサキっぽい。

こんな感じで15時ちかくまで、曇っては映画を見て、晴れ間が出ては竿を伸ばしてを繰り返し。

小さなナガタマムシを数匹、シロオビナカボソタマムシを数匹、エサキとハビロかもしれないやつを確保して帰ることに。


去年までは移動しても疲れを感じることは稀だったけど、やっぱり歳なんだね。 往復12時間の運転だと、疲れるようになってしまった。

今回は仮眠を入れたけど、日帰り採集できる自信がなくなってきてしまった。

2019年6月19日水曜日

道具:長竿の延長

タマムシ屋の夢をのせて、もっと高く、もっと遠くに。

11mもあればハビロキンヘリタマムシが採れることがわかったので、そんなに欲張らなくても良いかなと思ってたんだけど、お遊びでもっと長くしてみた。

お遊びなのでコストはかけず、

スイープしないという選択で。

材料から
余っていたシーバスロッド(9フィート)0円
シーバスロッドのグリップを壊すために金切りのこぎり108円
ペンチ0円
ラジオペンチ0円
ジョイントE金具648円
アルミパイプ
光 アルミパイプ 光 アルミパイプ
8丸×395mm AP395-8、数量:2
136円
糸(補強のために巻いた)290円
コニシ ボンド クイック30 80g 591円
布(丸信商事 サテン 無地 生地
ポリエステル100% 約116cm巾×1mカット
col.12 ライトグリーン 1000)
346円
紐(余ってたもの)0円
穴の補強用フエルト(余ってたもの)0円
4mmハトメ(持っていたもの)0円
パイプカッター(持っていたもの)0円
トンカチ0円


ロッドからグリップを外すのはめんどくさかった。 富士工業さんのHPだったかな?にグリップの外し方が詳しく載っていたので(たしかPDF)、それを参考にペンチと金切りノコでグリップを破壊しながらはずしていく。 リールシート部分は金切りノコでジグザクに小さく切れ目を入れていったほうが、縦に1本、長く切れ目を入れるよりはマシ。 とにかく疲れた。 ガイドはカッターとペンチで簡単に外れてくれた。

根元内側の接着剤が邪魔になりそうだったので、パイプカッターで切り取ることに。

ところが、適当に切ったところ、縦にたくさんのひび割れができてしまった。
ひび割れ部分を取り除くために、こんどは慎重にパイプカッターで少しずつ切り取った。

それでもひび割れはできてしまい、使っているときに縦に裂けては困るので、糸でぐるぐる巻きにして補強することに。

ぐるぐる開始!


ぐるぐる終了!


ロッドにジョイントを接続するのだけど、この1センチ足らずの部分で約2.5メートル先の布を支え切れるのか? 風にあおられたりしたら1発で壊れるんじゃないの? ってことで補強を考える。


アルミパイプで補強することにした。

ジョイントのE金具がアルミパイプに入らない・・・・・0.5ミリの違いなら、伸びたり削れたりで入るかと思ってたんだが・・・・


なので、ジョイント部をトンカチでたたいてネジ山を潰した。


アルミパイプとジョイントを接続!
(ボンドを入れるべきだったが・・・・)


こんどはくるくる回るし、スポスポ抜けてしまう。 E金具の形状からして、根本がくびているから、そこをラジオペンチで潰して抜けなくしてしまおう。


抜けなくなったものの、くるくる回る部分があるので、アルミパイプの受けからねじ部だったところをつぶしていく。


アルミパイプ部分にボンドをたっぷりつけて、ロッドに挿入していく。 挿入後は補強のために外側にもボンドを塗っておく。



完成だけど、想定したものより重くなってしまった。




サテンの布はキラキラしててテンション上がる。 が、裏地はキラキラしてない。
重いのがちょっと残念。 重いから半分くらいに切ってしまおう。


布は 60cm × 100cm にカットして、適当に穴をあけて、ハトメで止めて紐を通して、釣り竿のガイドに結ぶ方法にした。



2019/6/21 に試してみることに。



装着して持ち上げるときに、なんだか根元から曲がっているような感じに。

3、4回。 使ってみて、やっぱり曲がってるよなーと思ったら、ジョイント部分に7ミリ程度の隙間ができていて、アルミパイプが見えている。

アルミパイプ全体が抜けかかっているものだと思って、なんどか押し込んでいましたが、、、、

いやまてよ、引っ張ってみたらアルミパイプごと抜けるのか?

引っ張ってみたら、アルミパイプがジョイントのところで切れていました。



そこ1点に負荷がかかっていたのかぁ・・・・


2019年6月6日木曜日

道具:ピンセットを研ぐ

今年もヒメヒラタタマムシをバランバランにしてしまったので、道具を見直すことにした。

ずっと前にピンセットを研ぐというのをネットで見かけていたので、それを試してみるべく、道具をそろえていた。

とくに参考になったのはここ。
twitter の ピン・セイダイ @calisius さんはスゴイです。
https://togetter.com/li/932499

削ってみたのは志賀昆虫ピンセットの K-3 GC。 たぶん、幸和ピンセット工業のものではないだろうか?



解説してくれていたページには #400 とあったけど、手元にはなかったので #320 でざっと削ってみたんだけど、意外と簡単に削れるものなのですね。



仕上げは #2000 で整えるという。

手先が不器用なので DUMONT No.5 のように、、、とはいかなかったけど、そこそこ先端が細く尖ってくれたので、無茶して削りすぎる前にやめておいた。

改造後の K-3 GC は、バネが強めなので、力加減が難しく、細かい作業には向いていないかも。


ついでに何度も落として先端が鈍くなってる普段使いのピンセットも研いでおいた。


これで破壊する標本が減ればいいんだけどなぁ。
一番問題なのは腕と短気なんだけどね。

2021年度のオオクワガタ

ガソリンを満タンに 水と食料を積み込んで 現地の方に迷惑をかけないように注意して 2021年度のオオクワガタが採れた時の記録 2021/06/11  某所    1♀ 2021/06/12  某所    2♀ 2021/06/27  某所    1♀ 2021/07/03...