2008/7/4
あまりにもむごい惨敗記録に同情してくれたようで、
こーちゃん♪がエサキキンヘリタマムシが生息する場所に
案内してくれる事になった。
いまさらカッコつけてもどうにもならぬので、
お言葉に甘えてというか、
藁にもすがる思いで連れてってもらうことになった。
実は前の週の予定だったのだが、
天候がいまひとつ悪いみたいなので1週ずらしてもらったのだ。
最近のガソリン価格の高騰のあおりで、
たった1回のお出かけで、
お小遣いの大半が吹き飛んでしまうようになった。
無駄にならないようついつい慎重になってしまう。
ただし、今回行っとかないと、
お金だけでなく私にもアレコレ都合というものがあるので、
エサ・キンタマ採集のチャンスがなくなってしまうかもしれない。
(TДT) ソンナノ アンマリダー
そんなこんなで、ここのところ天気予報はウオッチし続けていて、
雨の確率50%っていうので、チャンスありとみてた。
そうは言っても、タマムシには晴れ間が必要な気がする。
確信があるわけじゃなくてイメージってやつなんだけど、
ガッツリな日差しがないとブンブン動き回ってくれないような気がするんだよね・・・・
そこで、何年ぶりになるのかわからないけど、
童心に返って、てるてるぼうずって奴を作ってみた。 仕事中に (;´Д`)
で、採集気分を盛り上げるために、
のりぷぅ☆彡チャットでいろいろと話し込んでいると、
なにやら天気予報が良い方向に変わってて、
いきなり晴れになるらしい。 (*^ー゚)b ハヤクモ ゴリヤクガ
ただのてるてるぼうずであったが昇格して
「 てるてるぼうず様 」
と呼ぶことになった。
帰宅してさっそくてるてるぼうず様をバックミラーに装着して、
長旅を供にすることになった。
私の大好きな番組 「 鉄腕ダッシュ! 」 のソーラーカーだん吉のようだ。
出発して気づいたが、私は大失敗を犯してしまった。
急いで荷造りしたせいで、
灯火場所を探すために用意していた詳細な地図を忘れてしまったのだ。
うーん、市販の地図は大まかすぎて場所がわからないかもしれない。 ( ・ω・) モニュ?
<それでも車は順調に目的地へ向かって走る>
いよいよ、クワガタが採れそうな場所に突入したので、
外灯を見ようと思ったのね。
で、最初の1本の外灯で黒いクワガタが見えたから、
「 いきなりか!? 」 と少し慌てて確認したけど、
残念ながら黒光りするミヤマ♀でありました。
車に戻ってデジカメを取り出し撮影したあと、
轢かれないように道路わきに投げ飛ばしてあげます。
1匹見ることができて安心したので、
あとはいつもの場所をチラ見して適当な場所で眠ることになった。
そんな途中の道路にカニが・・・・
20080705
灯火場所を探すために林道探索にでかけよう!
マークしておいた詳細な地図を忘れてしまったので、
記憶を頼りに行くしかないのです。
1本目
地図上ではベストポジションというか
勝利の法則と思われた場所は周りの木が邪魔でNG。
道の尽きあたりは広くなっていて舗装していたのは良かったのですが、
見通しが少し悪い感じ、、、、
ダメってほどではないので候補の1つに入れておこう!
周りはヤナギが多かったので「ミヤマかアカアシを見たい!」と少し歩いたみましたが、
齧り跡らしきものはあるものの、姿は見えませんでした。 (´・ω・`) ウーー
少し登山道を登っていると、山の片側斜面が見えるところがありました。
こちらの方が灯火にはもってこいでしたが、
足元は草ぼーぼーで、まわりに落ちたら手も足も出ない。
なかなか、条件が揃うところがありませんねぇ・・・・
ちょいと移動して、土地感のあまりないところを探索します。
ここからは完全に地図を見ていた記憶だけを頼りに移動する。
2本目
道は少し荒れ気味で暗く、針葉樹も多い。
道が荒くなってきたなと思ったら急に行き止まりになりました。
Uターンするためのスペースは大丈夫か確認するため外へでると、
速攻でブユに取り囲まれた。 ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!
ほんと奴らは目に突入してくるんだね!
ここの道で良い場所はなかった。
3本目
ダートではあるが分岐の手前にスペースあり、灯火を張るにはまずまずかな。
記憶では分岐の左は針葉樹帯だったはずなので入って調べはしなかったが、
改めて地図を見ると広葉樹の森だった。 (TДT) アチャー
やはり地図を忘れたのは失敗だったな。
反対側への分岐は比較的楽で、
あいかわらず未舗装であるものの灯火できそうな場所があった。
そして道は登山道へと変わり、行き止まりとなった。
地図上では建物らしいものがあったが見当たらない、
この先に山小屋があるのかもしれない。
私は民家・地元民を非常に恐れているので、(トラブルがあったわけではないよ)
ちょっと神経質なくらい建物をチェックしているのであります。
たしかに登山道の標識があったが、改めて地図を見ていますと、
登山道の線が載っていない・・・
登るつもりはないけれど、生きている登山道なのか気になるぅ~~~
4本目
入口から草ボーボーだったので怖くて突入する気がおきなかった。
5本目
地図上では3本の分岐があるようだが、
山に向って右側に分かれる林道だけに突入したようだ。
なぜ1本の道だけを選んだのかは記憶にない。
未舗装なったので、そろそろやばいかな?と心配になったが、
一転してきれいに整備された道になった。
たまにこんな道があるが、理由はなんだろうね??
行き止まりの道なので、途中の道の太くなった場所なら灯火できそうだ。
尽きあたりは360°見渡せるほど開けていたが、
ライトを照らす山が少ないので微妙なところ。
標高が高めなのも気になる。
工事中ということもあり、道を作るために伐採した残骸が捨ててある。
カミキリ少しと、いつもの小さなナガタマムシがいて、
タマムシを手づかみしてみたら運良く捕まえることができた。
記念写真を撮ってからさらーならー♪ (ノ´Д`)ノ
6本目
また大きく移動していると気になる道を見つけてしまった。
進んでみたが畑だけですぐに行き止まり。
害虫となるコガネムシを大量に呼び寄せる可能性があるので
畑の近くではやってはいけない。 (・ω・)
外の気温は29度、もう真夏だ!
7本目
工事のため通行止の道を発見した。
これは迷惑をかけずに済むのでチャンスだ!! (*´д`*)
幸いなことに工事車両が入っておらず、今日は作業がないようだ。
途中に開けてるところを見つけたので灯火候補にした。
8本目
比較的大きな道を進んでいたが、やがて未舗装道路になり、
そのうち閉鎖されてしまった。
まわりはブナの森だったので、
ここで開けたところがあれば最高だったのに・・・・ (・ω・)
9本目
またしても工事のため通行止めとなっている道路を見つけた。
砂防ダムの横が比較的開けていたので、
本日の灯火場所の最有力候補とした。 (*^ー゚)b
見える斜面が少ないのが気になるが、
山筋に飛んでくる奴らを一網打尽にできるのではないだろうか。
10本目
またしても通行止めの道を発見してしまった。
やたらと通り抜けできない道が多いものだ。
それが林道というものか!?
一番見晴らしの良い道であったが、標高が高すぎたので候補から外した。
11本目
林道の入り口付近にこれまでで一番条件の良い場所をみつけたのだが・・・・・
この場所は以前から知っていて、近くで灯火を張ったこともあるのよね。
前に見たときよりもコンディションが良くなっていたのですが、
実績のある場所と聞いてしまったこともあり、
あえて候補から外させていただいた。
プライドというわけじゃないんだけど、教えて君に見られるのはちょっとだけ嫌なんだ。
(今回はキンヘリタマムシに関しては思いっきり教えて君になってるんだけどネ・・・)
でも、いつかはここで灯火を張ることがあると思う。
ちょっと脱線するけど、
人と出かける時に一緒に行こうとなかなか言い出せない人もいるんだよね。
特に圧倒的に経験値が高かったり、
やたらとオオクワが取れてる人だと余計に声をかけれない。
ポイントを聞きたいだけなんじゃないかと思われるのがイヤでね。
きっと相手はそんなこと思ってないかもしれないんだけどね。
本題に戻ってと、
以前やったことのある広場に来た。
前回は雨ということもあってか、2匹くらい普通種を見て、
車に避難してたらそのまま寝ちゃったんだよね。 (^Д^;;;
以上で探索完了~~
今回の場所は 「 工事って、いつもあるわけじゃない 」 という理由で、
工事中の林道に決めました。
こーちゃん♪から電話があったので場所を伝えて現地へ向かいます。
暗くなるまで3時間以上もあったので、
車内で仮眠というか目を閉じていると、
バチバチと車に当たるような音と、
ハエがジッジッジッと窓ガラスを羽で叩くような音がしている。
音から想像するにアブのような柔らかい虫ではなく、
大きめの甲虫のような気がしました。
3~4回、車に体当たりをしてから音が消えた・・・
音が消えると逆に気になっちゃうもので、
目をあけると車の前方3メートルに
黒いコガネムシのようなものがまったりと飛んでいた。
何者か気になったので、車から降りて右手でスパイクを決めるとコクワの♀であった。
これは面白いシチュエーションだ!
せっかくなので記念に写真をとろうとしていたら思いきり指を挟まれてしまった。
がっつり大顎が指にめり込んでいる。 ヽ(ヽ>ω<) イタイヨーーーー!!
足が宙ぶらりんだと挟むのをやめてくれないので、
なんとか掌に乗せようと必死に曲げてみるがギリで届かない。
このあと、指に掴ませて放してもらおうとしたが、
なかなか離れてくれなくて、一人我慢大会を開催しておりました。
めっちゃ痛いんですけど・・・・
ここでこーちゃん♪が合流してくるはずなんだが、
予定時間過ぎても現れないので、
だんだん不安になってきた。
よくよく考えると、同じような道が他にもあることに気がついた! Σ(゚Д゚;! シマッタ
私の説明では別の道へ行っちゃう可能性も出てきたな・・・・・・
急に合流できるか不安になり、うろうろしてみたものの車は来ない。
思い切って電波の届くところまで行って伝言&メールを送った。
戻って待っていると30分くらいしてからこーちゃん♪登場!
なんと、彼の携帯は電波が届いているという。
そして道路わきでカミキリ採集を始めたが、
いくつか欲しいものをGETしているようだ。
飛んでいたり、葉に乗っているのだと言うが、
私には全く見えなかった。
このあたりがセンスの違いなんだろうと感心した。
たぶん、私なら採れない。 取れない自信がある。 ( ゚д゚) キッパリ
19:30点灯 щ(゚▽゚щ) カマーーーーーン!
素敵なカミキリが飛んできたらしく彼はご満悦だった。
気温も月齢も良いのでクワガタのシャワーを浴びれると期待していたが、
普通種がちょぼちょぼと言った感じで、
期待していたほど飛んでこない。
これは場所のせいだろう。 ここを選択した私のミスだ。
時々、こーちゃん♪がカミキリやクワガタなどの甲虫が飛んできたと言いうのだが、
なんで分るんだろう???
教えてもらうと、光に向かって飛んでくるのを見ているというのだが、
私には甲虫とかが飛んでくるのを見つけるのは困難で、
せいぜい落ちているのを見つけるのみであった。
足首が痛い!!! (;゚Д゚)
今回はブユに刺されないようにと細心の注意をはらって
虫よけスプレーを多めに浴びせていたが、
盲点があった。
ズボンの裾から入り込み、虫よけスプレーがかかっていない靴下の上からガブリとやってくれたようだ。
んで、できるなら毒が出したほうがいいな!?と
ギューっと足を絞ってみたら血がでた。
何度か血を絞り出したので、少しは毒が薄まったハズだ。
虫の飛来が落ち着いた23時近くになって、
こーちゃん♪が夜回り出かけていったので、
一人で屋台の警備に専念した。
一人になってほどなくガス欠になって真っ暗闇に・・・・・・ (・ω・) フムフム
熱くなった発電機にガソリンを入れるのは危険なので、
冷めるまで待っていたのだが、
暗闇での時間の流れはあまりにも遅い。
遅すぎるっーの! (〃*`Д´)!
沈黙と暗闇に耐えられなくなり、
5分後には細心の注意を払って給油して、
再スタートをキメ込んだ。
気温も下がり、時間も0時を過ぎたので、
追加はほとんどなく、ミヤマが2ペアくらい落ちてきただけであった。
追加はもう期待できない・・・・・・
とっとと撤収したいのだが、
のりぷぅ☆彡がまだ来ないのだ。
どっかで道草をバクバク・バクバク・バクバク・バクバク食っているようだ。
外灯まわりから帰ってきたばかりのこーちゃん♪であったが、
のりぷぅ☆彡が近くに来たというのでお迎えにいった。
3人で灯火のまわりでムダ話でもしながらまったりしていたいのだが、
時間も遅いし寒いので1人で撤収モードに入った。
これまでの結果は・・・・
ミヤマ3♂8♀
アカアシ4♂3♀
コクワ1♂3♀
ノコギリ3♀
まっ黒けのミヤマ♀だけを残して、
草むらにどばばばーーーっと釈放した。
おせーよ!(〃*`Д´)!>のりぷぅ☆彡
というわけで、到着したとたんの撤収です。
ちょいとあいさつ代わりの話をしてすぐに移動する。
せっかくなので、外灯を少し見てから寝ようってことで移動したが、
車3台ではどう考えても動きにくい。
しかし、みんなの車はF1みたいに座れる場所が1つかない。
私に至っては3列シートがベッド+灯火用品+採集用品+着替えで埋め尽くされている。
のりぷぅ☆彡台車をがんばって整理して、なんとか3人乗りにしてもらった。
よし、外灯警備へGOだ! (,,゚Д゚)
こーちゃん♪の案内、のりぷぅ☆彡の運転、
私は後ろの席でネムネムモードで車は進む。 進むったら、進むのである。
一通りチラ見して少しのコクワなどを見つけてから
とある駐車場で少し話し込んだ。
懐かしのMr.サタンの話題も出てきたのだが、
同じように感じる人がいるんだなぁ・・・・・・と思った。
急に気温も下がり寒いくらいになったので、
ねぐらに移動してそれぞれ夢を見ることになった。
せめて夢の中だけでもエサキキンヘリタマムシを
バケツ一杯採ってみたい・・・ Zzzzz
2008/7/5
7時過ぎに起床
のりぷぅ☆彡とは別れて、
こーちゃん♪と2人でエサキキンヘリタマムシポイントへ
民族大移動を開始する! ( ゚Д゚)b
現地入りしてボルテージは最高潮に達したのだが、
取れないというか、そもそも虫がいない。
なんだか採れない気がしてきて、こーちゃん♪は責任を感じているようだ・・・
1つのエリアを1周してから、ホストだけでも見極めようと、
この木で採ったのよね? こいつだよね? としつこいくらいに確認する。
あひるの足跡のような歯の形状なので見分けるのは簡単だった。
ふと隣の柳を見るとドリルできれいに開けたような丸い穴があちこちついてて、
「 これってきれいな穴だよね 」 とこーちゃん♪に指さして言ってたら、
手の近くの小さな樹皮のめくれ?から何かが落ちたよと・・・・
その言葉を言語処理プロセッサで処理しつつ、、
視覚処理プロセッサが目の前をスッっと通り過ぎたものの形状を処理したのだが、
どう考えてもタマムシのフォルム。
しかも、大きさがターゲットと同じ・・・
なんだか期待とか興奮とか今までの惨敗とか、いろんな思いで
パニック状態になった (゚д゚;))。。オロオロッ。。・・((; ゚д゚)
私の左脛あたりに止まったので、
あわてて両手でがぶっと掴み取った。
手ごたえがあったのでこの手の中にいるはずだ。
もう、何年も片思いでいる虫である。
ここで逃がすわけにはいかないのである。
慎重に指をどかしていこうとは思うものの、
逃げてしまうんじゃないかという不安で、
なかなか指を動かすことができない。
それをまどろっこしく思ったのか、
右手人差し指の下あたりだと指摘してくれた。
おそるおそる指をどけるとキンタマが・・・・・・ ヽ(*゚∀゚*)ノ
なんていうんでしょうね、
こういうとき、実感がわかなくって、
素直に喜べないというか、
喜び方を忘れたというか、
今、現実に何が起きてんだかさっぱりわかりません。
隣では私に完品のオオクワ♂とエサキキンヘリタマムシを採らせてあげたい!と
思っていた責任感の強い男が大きく安堵しておりました。
大丈夫ですよ!
もし採れなくたっていつものことだから、
全然気にしてなかったのよ。
でも、気にかけてくれてありがとうね! (*´д`*)
とは言え、ホストはいったい何だったんでしょうか?
ツノハシバミ?←これは間違いだったが・・・
ヤマハンノキ?
バッコウヤナギ?
タチヤナギ?
2匹目、3匹目のドジョウを探すべく
さらにいくつのかエリアを見回ったのだが追加はなかった。
でも幸せです。
すばらしく景色のよいところで昼食を摂った。
ちょっとした贅沢だね!
ここはツヤハダ爆発ポイントでもあるらしく、
この材を削ってみれって言うんで少し割ってみましたら、
的確なアドバイス通りの場所からツヤハダの幼虫が出てきた。
もうちょっと頑張れば必ず成虫が出るよ!ってことでしたが、
人も通るような場所だったので、今日はプレビュー程度で終わることにした。
また今度、こーちゃん♪とここへ来よう。
昼を過ぎたばかりでしたが、
昨夜のリベンジを果たしたいという私のわがままで、
早めに別れることとなった。
今日の事は一生忘れないと思う。 どうもありがとう。 ヽ(*゚∀゚*)ノ
今日は夕方からあちこちで雨が降り出すらしい。
どこへ行っても難しいようだ。
とは言え、せっかく遠くへ来ているので、
旅費と時間を無駄にするのはもったいない。
とりあえず行くだけ行ってみて、状況をみてから決めたいと思った。
目的地へ向けて運転していると、
先ほど通ったような道への交差点が近づいてきた・・・・
私は道に迷うのが天才的なので、
思い込みで走ると必ずひどい目にあう。 ヽ(ヽ>ω<)
確率が高いというよりは絶対と言っておいた方がいい。
今日は地図を膝の上に置き、
国道だけを通って運転することにした。
ほどなく豪雨となった。 (;゚Д゚) ナンデ?
夕方から降り出すはずだったに・・・・・と思いながらも、
目的地は数百キロ先だったので、
晴れを期待して進んだ。
雨はすぐに止んだが、
向かってる山の先に雷雲が待ち構え、ゴロゴロ音をたてている。
山の上では予想通りの雷雨となった。 (TДT) マタカ....
しかし、山を下りると雨が止んでいて、
先ほどまで降っていた証拠に路面がびちゃびちゃに濡れていた。
今日はひょっとすると降ったりやんだりの天気になるのかもしれない。
目的のエリアに突入したとたん、
最悪のバケツ雨になった。 。・゚・(ノД`)・゚・。ウワーン
ドナドナを心の中で歌った。
「 あーる晴れた、、、、、、、、、、 」
晴れてねーよ! (〃*`Д´)!
今日はダメかもしれない。 このまま帰ってしまおうかなと本気で思った。
でもまだ、日没まで3時間以上あったので、
もしも・・・って事もあるし、
寝不足でめっちゃ疲れていたので、いったん仮眠するにした。
もしかして目覚めたら雨がやんでいるのかもしれない・・・・・
そう望んで目を閉じた。
携帯のアラームで目を覚ますと雨が上がって路面が乾きだしている!!! ヽ(゚∀゚ )ノ
これはまさに、てるてるぼうず様のご利益に違いない!
雨の予報までも撥ね退けてくれているようだ。
と言っても雨が降らないワケは無いと思ったので、
降ってもあまり困らない場所を選ばなければならない。
場所を選ぶだけで30分も悩んでしまった。・・・(;´Д`)ウーン
一番行きたいところは 土 or 砂利 なので、
雨の中での発電機のスタートで座り込んだり、
ドロドロな状態での撤収と予想したので、
ちょっとやだな~~
やはりアスファルトがいい!
とういかそれ以外は考えたくない!
天気予報と自分勝手な予想を鍋に入れてぐるぐるかきまわすと、
大雨でも土砂崩れとかで孤立する可能性がほとんどないとこは
すでに雨の真っただ中と予想した。
どこへ行っても途中から必ず雨が降るだろうから、
知らない場所で冒険したくないとも思った。
雨が降っていなくて、比較的安全で、アスファルトなところとなると、
1ヵ所しか思い浮かばなかった。
そこへ向けて移動を開始した。
が、あろうことか現地近くでどしゃぶりになってしまった。 。・゚・(ノД`)・゚・。 ウワーーン!
もはや私の行けるところがなくなってしまった。
1つだけ残った選択肢はがけ崩れの可能性がある、
雨が降れば一番危険な場所であった。
行く気はまるっきり無かったのだが、
まだ日没まで時間があるので
「 下見だけなら 」
と、つい出来心で向かってしまった。
不思議なことはあるもので、近づいていくにつれて路面が乾いており、
1度は降った形跡があるものの、ほとんど乾ききったような感じになった。
ひょっとしたらここで出来るかも!? (≧▽≦) ウキッ
林道に突入すると路面は完璧に乾いていた。
危険箇所は覚えておかなければいけない。
がけ崩れの危険性があるところ4ヶ所、
路肩がヤバイとこ2ヶ所、
以前、福井の集中豪雨でライブな崖崩れを通過するときに
尖った石でパンクした事があるので、
尖った石が流れてくるようなとこもチェックしなければならい。
そんな雨の時に川になりそうな場所も3ヶ所くらいあった。
あと、あ~さんの様にぬかるんだところで脱出不能になるのもまずい。
そんなぬかるみは1ヶ所あった。
危険な匂いがするエリアを確認しつつ、灯火を張れる場所に到着。
空を見ても周りの景色をみても雲は薄く、雨の心配がなさそうに見える。
一見、この調子で行けそうな気がするんだけど、
天気予報では、このあたり一帯は雨なんだよね。
しかも時折バケツ雨になってたりしてたから、
このままなんてありえないよな・・・ (・ω・)
時間は18時、せめて21時まで雨にならないで欲しい!
あと、どしゃぶりになる前に撤収する、引き際がってヤツが肝心な気がする。
そもそも私がこれほどバケツ雨を恐れているかというと理由は2つある。
1つは福井の豪雨でライブながけ崩れを通った時に、
落石でパンクしてしまったこと。
2つ目はあ~さんと採集した時のヒョウと豪雨はひどいもので、
あちこちで崖崩れを起こしてた。
今回の雨はそれにははるかに及ばないとしても、
時折、バケツ雨が降ったりしている。
ただでさえ崩れてしまいそうな崖がいくつかある林道は怖いというのに・・・・
どうでもいい話だが、
孤立して車を置き去り、最悪は廃道→車は諦めろってなっては非常に困る。
なぜなら私1人の車ではないのだ。
妻が買い物や習い事での送り迎えに使っているので、
車が使えないのはとことん困るのだ。
まあ、私のような一般庶民だったらみんなそうなんだろうけど・・・
いつも思うことだが、
灯火場所に着いてから日没までの時間の長いこと、長いこと、
興奮して眠れるわけないし、
1時間以上も何もすることなくじーーッとただひたすら待っていた。
19時40分に発電機のエンジンを回した。 щ(゚▽゚щ) カマーーーン!!
薄暗くなって点灯してもなかなか飛んでこない。 (・ω・) (・ω・) (・ω・)
最初に飛んできたのは、あたりが真っ暗になった20時を過ぎてから、
いつものアカアシクワガタであった。
ただ、いつもと少し違っていたのは立て続けに飛んできたことであった。
もしやこのペースは祭りの予感!! Σ(゚Д゚;!
飛んできたクワガタの記録をとるために写真を撮ったのだが、
まちがってコンデジで撮影してしまった。
思い出したように一眼を構えてフラッシュを上げると、
勝手にフラッシュがパシ・パシ・パシっと焚かれている・・・
これって壊れてるんじゃ・・・ orz
(後日確認してみましたが、暗い所ではフォーカスが合わないので、
勝手にフラッシュを焚いているようでした。
素人の考えなので間違ってるかもしれないけど)
フラッシュが壊れたと、ちょっと気分は落ち込んだのだが、
すぐにそんなこと忘れさせてくれるような出来事が・・・・
次から次へとクワガタが着陸してくる。
一人祭りの開催だ! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ピーク時にはライト周辺をくるりと回ると
3~4匹のクワガタを拾って
ケースに入れるの繰り返しであった。
20時半頃から、ポツリ、ポツリと小雨が落ちてきている。
地面が濡れるほどではないので大したことではないのでが、
いつどしゃぶりになるかと思うと、気が気ではなかった。 (;´Д`)
普通種が大量に舞い降りてきているものの、いっこうにオオクワが姿を見せない。
だからどうしたと言われるかもしれないけれど、
オオクワが来るとやっぱり盛り上がる。
灯火採集をやってきたぞ!という気分で帰れるので、
できることなら来てほしい。
ライトの向きを変えながら変化を加えてはいるものの、
ついにゴールデンタイムが終了してしまった。 (´・ω・`) ショボンヌ
雨はあいかわらず降ったり止やんだりを繰り返えしている・・・
ここから立ち去る時間が迫っているようだ。
21時8分、11分と立て続けにオオ♀飛来 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
2匹目はフセツ採れまくっている。 こいつは産みそうだ。
この2匹とも誰かへのお土産に持ち帰ろう!
実は私が本当に待ち望んでいるのフセツが揃っている♂なのです。
なぜなら♂の標本は1つしか持っていなくて、
そいつは残念なことにフセツが欠損しているのですよ。
というわけで、大本命が来ないよ~~! (TДT)
そして、9時20分ころから雨脚が強くなり、撤収という言葉が頭をよぎる。
9時30分には本降りとなったので、いよいよ撤収開始!!
こえーよ! (〃*`Д´)!
昼間のようなどしゃぶりになったらかなりヤバいので
ヒヤヒヤしながら道具を回収していきます。 ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!
雨でびちゃびちゃになった道具から、すばやく蛾を取り除き、
次から次えと回収してきます。
なんとか10時過ぎには林道から脱出成功!
思えば撤収の早いこと早いこと、
いつもの3、4倍のペースで撤収していたようです。
そうとう焦っていたんだな~~
さてさて、今日の収穫を数えてみましょう!
あとから写真を見れば数がわかるように、
10匹単位とかで、タッパに入れて、
撮影しては車外に投げとばします。 バイバイーー!
で、残念ながら3桁には届きませんでした。 (´・ω・`)
12時までできれば余裕だったんですが・・・
いや、別に3桁とって自慢しようってわけじゃないのですけど、
節目というか、記録というか、なんとなくうれしいでしょ。
いままで87が最高だったし、雨さえなかったら越えることができたのになぁ・・・・
灯火採集の結果は・・・・
ミヤマ12♂36♀
アカアシ13♂15♀
コクワ3♂3♀
オオクワ2♀
このうち、自分用にミヤマ1♂、アカアシ1♂、
友人用にオオクワ2♀を持ち帰ることにしました。
外は外灯を見る気も起きないほどの大雨なので、
このままノンストップで帰ることにしました。
見ながら帰っても採れたためしがないので、
逆に雨で良かったかもしれません。
いつもなら蛾を徹底的に車外に出して、
車内をきれいにかたづけて、
家族からのクレームを最小限にするところですが、
今日のところは時間がなーい!
眠くなって電池が切れてしまう前に一気に帰ってしまいましょう! (・ω・) ウン
もしかしたら片側通行の臨時信号以外は
ノンストップで帰れたのかもしれな。
ことのほか順調すぎてびっくりしました。
自宅近くのGSで1時間ほど洗車・後片付けをして帰宅。
風呂に入ってビールを飲んだら鳥が鳴き始めました。
ほんと疲れたけど、結構充実した採集だったな~~ (*´д`*)
PS.
お疲れさま>こーちゃん♪、のりぷぅ☆彡
特にこーちゃん♪、いろいろとありがとう~~
また一緒に遊ぼうね! ヽ(゚∀゚ )ノ