2020年3月5日木曜日

採集:20070713-20070716 東北でも北の方

6年ぶりとなる【旧】NIFTYペットフォーラム(虫部屋)の全国オフ in 韮崎が
台風の影響で中止になりそうになった。

今回は奴らとドンちゃん騒ぎしたり、ヤマトタマムシなどをタコ採ったり、
たくさんやりたい事があったのに・・・・・・・ 。・゚・(ノД`)・゚・。  ナンテコッタ

採集のためにせっかく用意した日程も無駄になってしまうと慌ててたところ、
東北の一部ではあまり影響がでないんじゃないかという情報を手に入れた。

台風直撃の予定コース上にあったオフが中止になったのは非常に残念だったけど、
来年に会おう>友たちよ。 約束だ! 絶対だ!

というわけで、
まだ会ったことない人の携帯の登録名がよりによって「ハゲトナ」って、
どーゆー事ですか!?>のりぷぅ☆彡さん


怒るも何も、あまりに予想GUYすぎたから噴き出しちゃったじゃないか!


私に電話しようとしても 「ハ」 から始まってちゃ探しにくいでしょうに。
せめてトナハゲのほうが・・・・ いや、もうどうでもいいや!

現地で会えるようだったらよろしく!
会えないのならばきっと縁がないのでしょう。



【2007年7月13日】 千葉→東京→埼玉→茨木→栃木→福島→宮城→岩手→秋田
PM 8:00

ガソリンを満タンに、発電機用の携帯のガソリンタンクにも詰め込んでいざ出発!
今回は台風を避けて東北北部に一直線だ! 先は長いぞ~~~~


軽い渋滞に巻き込まれつつも首都圏脱出。

でもなんかガソリン臭くなってきたよ~~ ・・・(;´Д`)ウウッ…


とりあえず窓を開ける。

なぜに冷静でいられるかってーと、
前にも発電機から漏れるガソリン臭がすごかったことがあってね。
ちゃんと蓋がしまってて、空気穴が開いていないOFFの状態にもかかわらずね。

それ以来、シュレッダー用の大きなビニール袋に入れてるけど、
密封してないから漏れ出たんでしょう。



栃木に入ったあたりから雨が降りはじめる。
(写真は次に停まったときに写したものです)


さらにひどくなるガソリン臭。 ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!

雨が入らないギリギリのとこまで窓を開けるも、一向に収まらないガソリン臭。

これ体に良くないんだっけ? 良くないだろうな~


だけど長旅だからあまり停止したくないのよ、ペースが乱れるし。
そんなところにミョーにこだわっちゃうんだよね~
なんか停まったら負けだとか勝手に思い込んでるし。

そんなこんなで、パーキングなどに入ろうとせずに数時間も我慢。 ← おい!



福島あたりでついに我慢しきれなくなって止めたら、
携帯ガソリンタンクの空気穴のネジを塞ぐの忘れて、
ガソリンでビチャビジャ&床とかヌレヌレ、

100mlくらいは漏れた模様。 ヽ(`Д´)ノウワァァァン

はやくとまっていりゃあ、もうちょっと被害は小さくて済んだのにね~

バカね~ おバカね~

で、ネジを閉めたはいいものの漏れ出たガソリンが
気化するまでには何時間もかかるのであった。


気温は低くなり寒いのだけど気化したガソリンを追い出すために
窓をあけなければならない。 すこぶる寒い。


仙台あたりから雨はやみ、降ってもたいしたことなくなる。

暖房全開、窓全開、ついでにチャックも全開よ!


あ、チャック全開はマジですよ。
もちボタンも開けてパンツ丸見えですよ。

一人で長距離のときはたいていそうで、
女子高生に見せるのが目的なのです。







いや、そうではなくてですね!







エコノミー症候群は知ってますよね?

座った状態で長時間いると股関節あたりの血管が圧迫されて血栓ができ、
歩き出したとたんに血栓が流れ、肺の毛細血管が詰まり窒息死。


これを予防するために股関節に圧をかけないようにしてるんだよね。
(意味があるかはわからんけど)

運転した状態でときおり股関節あたりをうにうに動かしたり、
こまめに水分を補給するのも大事です。 ちゃんと守ってます。


で、パーキングに停まってトイレへ向かおうとしたら、
パンツ丸見えなコト忘れててそのまま降りた。


降りたとたんに気づいたけど見られたかな~~ (*´д`*)




もうすぐポイントへさしかかるが、もやは夜が明けそうな勢い。

もうちょっと頑張ってくれぇぇぇぇぇぇ!


ついにポイント到着!


が、もうライトなんか必要ないほどの明るさ。
カラスに先を越されるし。


おりゃーーー! (〃*`Д´)!


人間様のおでましじゃぁ!と



カラスを追っ払ってチェックするも

すでに何もかもが食べられた模様。


遅すぎたぁ~~~




【2007年7月14日】 秋田県



最終ポイントは、もはや朝です。


ラジオ体操第一、よーい


じゃんじゃかじゃんじゃんじゃんじゃん


じゃんじゃかじゃんじゃんじゃんじゃん


ぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ


ぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃーーん、ハイッです。



とりあえず電波の届くところまで出て仮眠をとることにした。
9時間の連続運転お疲れさまでした~~~ to me. (´・ω・`)



まだガソリンくさいのだけど・・・・







起きたことですしヒメオオを探しに林道へ突入してみましょう!

さあて、ここに何度来たことでしょうか、4~6回目になるのかな?

スタート地点と勝手に決めてる場所に車をとめ、
片手でパンをほおばりながら股下くらいのライトな藪こぎしつつ、
手ぶらで採集していると・・・・・

開始2分でいきなりアカアシ発見!!!



こんなに調子よくていいんでしょうか!?

グリーンだよ!

カメラや道具をとりに車に戻り、さっそくネットに入れてみたらヒメオオに進化した。

小さいと思ってたらそうでもなかったみたいね。
ちびっと感覚が鈍ってるかも。


でも、今日はめっちゃ幸先良いゾ~~




もう少し濃そうな場所に移動して、こんどは車を置いて林道を歩き倒すことに。


ヒメオオを撮ったり採ったり、木を撮ったり、タマムシ狙ったり、
おまけに夜の灯火場所さがしてみたりと、けっこう忙しく進みます。

あっちもこっちも状態はないけれど、
15分に1匹のペースでヒメオオが採集できてます。



ミヤマハンノキらしきもがあるので、
ついにエサキキンヘリタマムシも手に入れることが出来るのかと!

わくわくしながらガサガサしても、いつものナカボソくんが入るだけ。
徹底的にミヤマハンノキも攻めてみましたが、
期待のものは手に入れることは出来ませんでした。


きっと取れない記録が6年になっちゃうんだろうーなーぁ。
もう、プライドも何もかんもないです。

ここを読んでくれたタマムシ採集のベテランさん、
どうか私に1匹だけでも採らせてください!


ヒメオオはというと、私が求めていた♀がなかなか見あたりません。

これはドツボにはまりそうだ~~~

と、思っていたところにようやっと♀登場です!

かなり厳しい位置でしたが、ツンツンしながらなんとかネット入ったようです。


するするとネットを戻して中を覗くと、
なんでバッタが入っている????


あっ!

ネットの裏を通ってて、シルエットから入ったものだと勘違いしたんだぁぁぁぁぁ!

♀の標本を持ってないんだよ! これが目的なんだよ!

と必死に笹薮へと突撃して木の根元をくまなく探しましたが出てきませんでした。


━━(´・ω・`)━━ ショボーン



未練たっぷりに笹薮から抜けようとすると
両足と股あたりをがばっと捕まられた感じで、
まったく前に進みません。


こっ、これは妖怪の仕業か、はたまた山の祟りか!?


わたしをこのまま深いブナの原生林へと引きずり込もうとしているのにちがいないっ!


身の危険を感じた私はあらんかぎりの力を振り絞って強引に脱出を試みますが、
そうやすやすと獲物を手放すことはできないのか、まったく身動きがとれません。

5~6回ほど踏ん張ったところで、なんとかんとか逃げることに成功しました。


ふー、命拾いしたぜぇ・・・・




ところで、私は日本語の持つ音や間が好きで、
意味がない言葉のつながりが、
歌のように心地よく感じたりします。

ひょっとして日本人ならだれしも思ったことがあるんじゃないかと勝手に考えています。


さて、ここでお願いがあります。

森本レオを思い出してください。

彼の声で聞いてほしい言葉があるので、
これは彼の音と間でないと表現できないのです!


どうですか?

森本レオの顔が浮かんできましたか?

ちょっと白髪まじりで、メガネかけていて、
少しやさしい表情をしていますか!?


顔が思い浮かんだ方は先へ進んでもらうとして、
思い浮かぶまでは読んじゃダメです。 諦めてください。


では次に、単語と単語の間にも十分な間をいれて
レオが貴方の心めがけて次の言葉を読み上げます。


耳をすまして聞いてあげましょう。


いま僕の


採集スピリッツは


ここにある。


そう


確信した。


↓↓

↓↓

↓↓




↑股間に採集スピリッツ↑



でだ、このままお風呂に行ったり、食料を調達するのは度胸がいるよな。
このおケツ側にもついたミドリの汁を隠す方法はないだろうか?

と、インしてたシャツを出してみたものの、前は隠れど後ろは隠せず・・・・


む、むぅぅぅ、困ったゾ!


この汗まみれの体で綺麗な服に着替えたくないし、
風呂からあがるまではこのままでしのぎたいのだが・・・・


そうだ!



良い考えが思いついたぞ! 逆転の発想だ!

ズボンの上からパンツをはけばシミを隠せるではないか!

我ながらグレートな妙案に関心してしまった。






必死になって♀をさがしているのに、
なぜか♂ばかり十数匹・・・・


やばい、欲しいものは絶対に手に入れられないというトナの法則が炸裂している。
この流れをなんとかして変えたいのだが・・・・


と、打開策を考えているところに、
♂と思っていた固体がネットの中で♀に化けていた。


なんだかよく分からないけど目的を達成できてしまった。


ま、こんな感じでいいんだよね?


平成19年度の第一回ヒメオオカップも終盤に突入したところで、
いままでノーマークだった木に2~3匹付いているのを見つけてしまった。



片方に先にとりかかっていたら、刺激してしまったようで、
1匹か交尾中(2匹)だったか分からない方を落としてしまった。



またチェックしなければならない木が増えてしまったけど、
この枝先が赤くて平行に互生しているこの木なんの木?


さらにこんな木にも!





たまたま登ってただけかと思ったけど、たしかに齧っていた。

前に書いた木も合わせまして、
種類が分かる人がいましたら、私にメールでお知らせください。 m(_ _)m



往復10キロの林道脇のある木々をジグザグに見て歩き、
かなりの疲労感が達成感へと変わってきます。


疲れたけど面白かったなぁ~~

ヒメオオが 17♂ 3♀ も採れるなんて初めてだし、
しょっぱなからいいことだらけだ。




ところで不思議なことにアカアシはまったく採れなかったけど、
いったいどうなってるのかな???









日中の行動を教えたのに林道には現れなかったのりぷぅ☆彡さん。
どこでどうやって合流するつもりでいるんだろう?

山の中で偶然に出会うというシチュエーションが大好きだけど、
教えないことには分からんし。

探し回って見つからなくて怒り爆発!
呪いをかけられたうえに川に流されたらテラコワス。 ((((;゚Д゚))) ガクブル


灯火設営場所をキープしてから、電波が届くところまで鬼のように移動し、
灯火場所をメールで知らせる。


これで来なかったらほんとに縁がないんだよ。
無理に会おうとしないで偶然のほうが面白いじゃないの!?


この時期の日没は遅い。

19時30分 ようやく薄暗くなったので点灯するも
20時までなにも来ず、蛾もまばらなままだ。



20時1分から、突如クワガタの空爆が開始された。


ノコ♀、ヒメ♂、アカ♀と3匹確保していたらのりぷぅ☆彡現る。


なにやら近くで灯火を張っていた人に 「よう、トナっち!」 と声を掛けたらしい。

私ごときに間違えられてしまった他の採集者が哀れだ。


ここからお祭り騒ぎで拾っては入れ物へ、拾っては入れ物へと大忙しで、
もはや写真を撮ることすら面倒になってきた。




こんな大量みたことない。

そんな中、オオクワ♀も飛来した。




これって、面白い出来事か?



今回は採集記バトル。

お互いに採集記を書いて、どっちが面白いかを投票してもらおうって企画。


はたしてオオクワの飛来は今回の採集記に必要な出来事なのであろうか?
はたまた別の何かを盛り上げるためのアクセントになるのか?


今の二人だったら、


地の果てまでもぶっ飛べオオクワ!



と叫んで投げ飛ばす方が、はるかに面白いと思うんだけど
 ↑ おーい! だれか注意してやれ! ↑


などと、この展開をどうするか協議中・・・


ここでの惨敗の過去を思い出し、
ありがたく頂戴することにした。

自然の恵みに感謝だ、ありがたう! (*^ー゚)b サンキュ

でも〆る、あとで〆る。 とても非情な私であった。





さらに2♀追加でござるよ。
この2匹はどなたか飼育してくださることに。 
のりぷぅ☆彡に託した。


しかし終わるのも面白いもので、
気温の低下と共に今年の東北クワガタフェスティバルは突如終わるを告げるのであった。


その後の飛来は小雨のごとくポツン・・・ ポツン・・・ とまばらだ。


23時頃に一旦ガス欠で真っ暗闇になる。


暗闇に目が慣れてくると、今まで見えていなかった星たちが空一面に・・・


台風はどこいった!?



なぜか寝転がって天の川を見上げるロマンチックな2人。
まかり間違えば恋が芽生えそうな展開だ。


のりぷぅ☆彡 「あ、流れ星!」

トナ     「え、流れ星どこ?」



流れ星


キタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!



「世界制服!」

「世界制服!」

「世界制服!」



予報ではとっくに雨が降っているはずなのに、
なぜか星が見えてるので2回戦へ突入します。


水銀灯がじわじわと輝きだしてから15分くらいして少しだけ飛来が始まります。


BY THE WAY


これまで来てた奴は柳の葉を入れた大きなタッパに放り込んでいたけど、
さすがに80匹以上となると、中はぐちゃぐちゃのくんずほぐれつで、
惨殺死体が大量に出そうな勢いです。 これはまずい。 (;゚Д゚)


すでに割れた鞘翅が見えているので、
もう数えるのはやめてリリースすることにしましょう。

二人で地べたに座り込んでトナは読み上げ係、のりぷぅ☆彡は記録係、
運動会の玉入れヨロシク数えながら出していると大量のクワガタが地面を這う這う。


このありえない状況わろす。 _(≧∇≦)ノ_彡 バンバン!


おまけに、置いてあった荷物やあげくの果てに自分たちにも登る登る。
足元をしかっかり見て歩かないと踏んずけちゃいそうだ!


数えると87匹の普通種に加えてオオクワも3♀の計90匹が飛来していたようだ。
飛来数はこれまでの最高記録だ。(その後もあるから100を超えたか?)


ここでカメラをどっかにロストしたのりぷぅ☆彡はカメラ探しの旅に出るらしい。


しばらく来ない のりぷぅ☆彡。 どこまで行けば気が済むのやら?
あちこちに散らばったクワガタもライトに戻ってくる個体は10を切った。
歩いて散ったかライトに惑わされることなく飛び去ったか、
高確率で離れていけるものだと感じた。

ということは一般的な街灯採集でも一箇所に留まることは少ないということなのか!?


深夜の2時ともなりますと大量の夜露で道具や椅子までもがビジャビジャで、
服も湿り始めてガクガク震えるほど体も冷え切ってしまった。

このままでは風邪をひいてしまう!


ってなわけで車に戻ってヒーターがんがんにして暖をとりはじめてたころに
のりぷぅ☆彡帰還。


このまま水銀灯をつけっぱなしで寝ることにした。







【2007年7月15日】 秋田→岩手?→宮城

7時頃に起床

灯火セットをかたずけに行くと、
大量にいた蛾は鳥に食べられ、ほとんど綺麗な状態で
片付けの手間も大幅に軽減されておりました。

いつものように灯火セットをウエットティッシュで拭き拭きしてから車に詰め込みます。

食料調達などしなければならないので待ち合わせ場所を決めて先に出てもらい、
積み残しがあった私は少し遅れて出発ししました。

しかーし、待ち合わせ場所に到着したらなぜか誰もおりませぬ???
のりぷぅ☆彡どのよ、何処に行かれた!?

どーせ一本道だし、そのうち来るかぁ!と
景色を見ながらはみがきゴシゴシ・・・・・・・・



ふと、車へ目線を向けると

なーんか、いつもと雰囲気が違うなぁ・・・・・・


あ゛ーーーーーっ


タイヤがぁーーー


タ・イ・ヤ・がぁーーーーーーーー!  。・゚・(ノД`)・゚・。



あろうことかこんなぺしゃんこ状態で飛ばしまくっていたのだろうか!?
よくもバーストしないで済んだものだ。


えーっと、交換しようか? どうしよう?
ガソリンスタンドまで持つのであろうか?

明け方のトイレの前で挙動不審になってます。 (゚д゚;))。。オロオロッ。。・・((; ゚д゚)

自分に60キロ制限をかけて山を下り、
スタンドで空気を入れてもらいつつ 「これってパンクすかね?」 と兄ちゃんに聞くと、
もう少し様子を見て、すぐに減るようだったらパンクだから
近くのスタンドでパンク修理してもらいなよ!と教えてくれた。

感謝だ感激だ~


食料を調達してからのりぷぅ☆彡を探しに行く。
いったいどこにいるのだろう???

戻ってみると最初の待ち合わせ場所にいて、
間違って別のところに行っちゃってたらしい。


それじゃあ林道突入いたしましょう!


今回はヒメオオを見たいだけだそうで、車で流すようです。

でも私、空の明るさと枝周辺の暗さのホワイトバランスをとるのが苦手なようで、
じっくりみなければ見つけれないのです。

でものりぷぅ☆彡には見えてるようで、同所にて2匹みつてしまった。
1つGET、1つはムズいところにいてロスト。


ようやく台風の影響が東北北部にも及んできました。


森の中では気づきませんでしたが、
ひとたび開けたところに来ると、
ビュービューの風が吹きつけています。



とりあえず、ヒメオオ見れたので目標達成。



食料を調達して移動し、
食事をとりながら温泉選びします。

そのへんは疎いのでのりぷぅ☆彡どのにおまかせです。

温泉に向かう道では本格的に台風の影響が出始め、強風が吹き荒れて、
葉っぱを従えた小枝が道のあちこちに散らばっている。

もう、枝も折れよと言わんばかりの

ぶゅぅう~ ぶゅぅう~~~ 


ってな感じがすさまじかったので、
その模様を写真に撮ったのだけど、まるで強風が表現できていなかった。



てなこって、めちゃめちゃ遠くの乳頭温泉までやってきた。

おおっ乳頭、大興奮!


おもわず鶴光の声が脳内に響き渡るおっさん世代。
意味もなく 「 おま! おま! 」 と車内で叫びまくる。


温泉から上がると
ついに本格的な雨が降りはじめる。


もはや本日の夜の灯火は諦め、
街灯採集もあきらめ、
水晶採りをしてから
ゆっくりと南下して

明日の日中は福島辺りでタマムシでも採集することにした。


そんなこんなで水晶採りに行くことにした。


昆虫採集用に買った長靴を10年ぶりに履いて、川へと入水。
この長ぐつが初めて水につかった瞬間だ!

面白そうな石が沢山あって、思わず持ち帰りそうになりつつも、
持ち帰ったらごみになる、持ち帰ったらごみになる、と自分に言い聞かせて、
綺麗で小さなものだけにした。


ちょうど娘に地学の勉強で水晶の出来方を教えるのに良い資料があったので
大き目のガラクタ石も1つだけ持ち帰る。

そのほかは3かけら。




そこそこ満足していたが、
のりぷぅ☆彡から最高にかっちょいいのを貰った。

これはさすがに感謝だ。

つーか、おまえ、俺に気があるだろう ← 最高に脳天気!! もはや救いようがない。


すぐに帰るつもりであったが、
晴れてる! 晴れてるぞ! (≧▽≦) ウキッ


ことごとく晴れに変わっていくので、
街灯めぐりへ行くことになった。


ウワサには聞いていたが、ものすごい晴れ女だ。

こんなことが起きていいのだろうか・・・・・



水晶拾って帰るハズであったのに、空はますます晴れている。
ならば次の行動は決まっているよな!


道の駅に移動してのりぷぅ☆彡アルトに乗り込み、
かなりの距離はあるが戦いの旅に出た。


行く道すがら、ところどころに台風が伸ばしている雨雲が見えているが、
我々がいる場所はことごとく晴れている。

奇跡の連続に目玉が飛び出てしまいそうなくらいの驚きだ!





さて、


ついに我々が歴史に名を残すときが来た。


もはや我々にとって日本と言うリングは狭すぎる。


そう、戦うべきステージは世界なのだ!


世界への挑戦! タイトルマッチだ! щ(゚▽゚щ)カモォォォン


そして世界へのチケットがここに2枚ある。


我々は選ばれし戦士なのだ!


空には昨日よりも多くの星が輝き、


白神山地へ向かう流れ星も二人を祝福しているようだ。


よし、今日はいけるぞ! 白神に (何か間違ってますか?)


さすがに人類を拒絶する世界遺産だけある。


そうやすやすと人を受け入れることはしない。


強敵だけの事はあるな!


幾度となくそれらしい道へ突入すれど、
我々を拒むかのごとく白神へと続く道は途切れてしまう。

かれこれ2時間くらい戦いのリングに上がろうとしているが、
リングすら見つからない状態だ。

これは見えない壁があるに違いない、
こちらからのアクセスは諦めて、
べつ方向から攻めるべきだ。


大移動だ!


と、回り込もうとしていると、
さきほどショートカットした1区間に、
しっかりと入り口の看板がでておった。
それをのりぷぅ☆彡は見逃さなかった。(私は見逃した)


ついに世界の扉が見えてきたゾ~~


おおっ、いろんな世界な看板が立ち並んでいるゾ~~


いよいよ世界と戦う実感が沸いてきたゾ~~




徐々に車内の空気もあったまり、二人で大妄想大会がはじまった!

あるわけない街灯、いや、ちがった。
パーキングには巨大な水銀灯群が連なっていて、
クワガタが何重にも折り重なってくんずほぐれつの大宴会を繰り広げているに違いない。

もちろん世界レベルですから、これまでのギネスを軽く更新するような
大きいのや小さいのが出てくるなんてあたりまえ!
新種のクワガタさえも、あっさりと出てくるはずなのだ。

たとえパーキングに水銀灯はなくとも、
奥に続く登山道の先の山の頂上には煌々と光る水銀灯があり、
我々を迎えてくれるはずだ!


なんだぁ~のりぷぅ☆彡
一人で行かせるつもりか!
キサマも来るのだ~~~



すると、隣の運転席で茨城風味で話すやつが現れた。
いったいこの心地よさと懐かしさはなんだろう!?
そしてぼんやりとした光と共に、何かが私に降り注いだ


「 はぃ、 マジックしまーす 」

マギー司郎 ☆ 降臨 ☆


あのね、


ここのね、 杉並木をね、


ブナのね、 原生林にね、


あら、ならないのね


こんなクソくだらいない会話で大爆笑中の頭のネジが外れたイカレタやつらが、
夜中の林道を大爆走中なのであります。



(この空気感をお伝えできないのが残念だ)


過去に書いてきた採集記は反則技が多く、飛び道具連発の私たちは、
これまでの文字や写真、はたまた絵での表現方法に限界があると感じていた。


そこで動画登場!



我々のすべての行動が採集記となるのだ!


無駄な動きはできないゾ、心してかかれぇい!! (,,゚Д゚)ノ オー


真夜中の林道風景や車内の会話を録音しながらの採集記、
これがのちのち語り継がれる動画採集記が出来た瞬間であった!!


これからのトレンドになるはずの動画採集記のゆくえやいかに!?
我々が1つの文化を作るフロンティアの役割を果たすのか!?


ただし、今回の動画採集記はあまりのあきれっぷりに門外不出となったらしい。

次回のお楽しみとしていただきたい。



ついに舗装道路は途切れ、
いままで見た林道より荒れに荒れた困難な道が目の前に現れた。


これが世界のリングへと続く花道なのか!?
この先に水銀灯はあるのか!? あるんだよね!? いやあるんだ、そう信じろ!!


というか、ここは危険すぐると判断し、
世界へのリングにいま一歩のところで戦う前に敗れ散った。


今回は調整に失敗したと言うか、
次はもう少し準備をしてから世界タイトルに臨むべきだろう。

私たちもまだまだ青い。


(世界遺産の世界という言葉だけで、これだけ遊べる人たちであった)

えーーっと、
今日は世界への挑戦だったので、
いっさいクワガタ採りなんかしません。


はるばる東北の上のほうまで来てるのに、
あっさり冒険のために1夜を無駄にしてしまう、
人よりちょびっと価値観の違う二人であった。


さあ、帰るとしましょうか?


すでに日付も変わり電池切れ寸前、
うつら、うつらと睡魔がじわじわと助手席側を攻めてきます。
まるで布団の中へと引き込もうとするがのごとく。

というわけで往復数百キロ、
車を置いた道の駅ちかくのコンビニまで戻ってきた。
私の車まで数キロという距離だ。

風の影響が減ってきたのか、
コンビニにはわずかではあるがコガネムシなども飛来していた。


トナ     「そういえば今夜は虫捕りしてないね。」
       「ここらへんは田んぼばかりだし・・・・」

のりぷぅ☆彡 「ちょっと行ったら林もあるよ」

トナ     「ならば行くか!」




ってことで、コンビニを出たところを曲がり、
街灯採集が始まった。

ほどなく橋の水銀灯から離れたところでノコ♀が歩いており、
今夜の冒険劇の最後を美しく締めくくった。


のりぷぅ☆彡 運転ありがとさん! (*´д`*) サンキュ




【2007年7月16日】 宮城県



寝た。 たっぷり寝た。
そして今日も良い天気になった。
もはや台風の影すらないパーフェクトな連休になりそうだ!

隣ではとっくに起きてたようで、
そうとう待たせてしまい、すまない気持ちでいっぱいだ。

そのまま帰ろうとも思ったが、
帰りの道すがら、のりぷぅ☆彡印のヒメオオポイントがあるということなので
案内してもらうことになった。

のりぷぅ☆彡ポイントは
この時期はほんとうに取れないのだという。
それを証明するためにも行かねばなるまい。

というわけで、大きく南下していった。

のりぷぅ☆彡殿、非常に良いポイントを見つけておられる!

山頂はこんもりとしたやわらかい稜線で、
ブナのもこもこした感じが見ていてやすらぎを与えてくれる。
さらに心地よい風が吹く一級のブナ帯だ。


タマムシ狙いでヤマかケヤマか分からないハンノキをガサガサしていると、
いつものナカボソと葉っぱが網に入った。

葉っぱを眺めると葉脈上にいつもの毛がない・・・
これはヤマハンノキだ!
で、毛のあるほうがケヤマハンノキだったのだ!

のりぷぅ☆彡は蝶も狙っているが、あっけなく逃げられている。
なんか知らんけどネットの扱いに慣れてないようだね。
と、エラソーな事を言っても私もドがつく素人さまです。
かっちょ良いとこ見せようとしたら、ミツバチを5、6匹入れてしまった。

近くに養蜂家が来ているらしい。

次の蝶は捕まえられた。 ちょびっとは格好がついただろうか?



胸をムギューッと潰していると
 「なんだか胸が苦しいわ!」 とのりぷぅ☆彡が言ってたので、


とりあえず、揉んどけ!



と、言いたかったのだが、
まだセクハラチックな冗談が通じるかどうか心配だったので


思春期か!



と、ソフトに返しておいた。



さらにもう1つのブナ帯へ移動したが、
そちらも同様に良い場所で、
灯火採集できそうな場所も見つかった。

帰り間際にはキジの親子も見られて、
なんだか得した気分になった。

そんなこんなで2箇所のブナ帯を案内してもらいったり、
蝶をとってみたりと最後の最後まで楽しい時間をすごさせてもらった。


バーストの心配がある私の車に配慮して
信号の少ないスーパー下道を案内してもらいながら南下した。
途中、のりぷぅ☆彡が利用しているGSに寄り、
タダでタイヤをチェックしてもらったりした。

空気が減っていないと言うことで少し安心した。



そしてまた激しく効率のよい裏道に興奮しながら南下する。
ちょびっと間違えてこれまでの林道よりも険しい道を体験したら
運のよいことに海に出てしまった。

ここでやっと台風の影響を目の当たりにしたのであった。

荒れ狂う波@パシフィック

更に移動先でも荒波を撮りつつ南下していく。



で、お別れするはずのところを超えてもまだまだ突き進んでいくようだ???
信号待ちしているところで、今回の影の主役とも言うべき、
昨夜盛り上がったマギーの看板を撮影しようと、

フラッシュを炊いたところで、

正気に戻ったのりぷぅ☆彡はコンビニ駐車場へと車を止めてそこで分かれた。


今回はいろいろと世話になった。

ありがとう>のりぷぅ☆彡よ。

また遊ぼう!





で、道の駅で車の後片付けしていたら、
時間がどんどん遅くなって、計算すると家には真夜中の到着になることに気づいた。

てなわけで道の駅から出たらすぐに高速入り口がみっかったので、
速攻で東京をめざし、ノンストップで我が家のはす向いのGSで、
夜中の0時頃に洗車したりしたわけだが、、、、、

タイヤの空気圧を計ったら減っていた。 orz

やはり小さな穴が開いてるのかもしれない。
このままじゃ危険だな。


そんなこんなで真夜中に引越しのような荷物を下ろして後片付け。


風呂入って、食事して、
今回の旅を思い出しつつ
お酒飲んで、写真の整理なんかしたもんだから、
翌日は寝不足で使い物にならなかった。


という訳で面白かったねぇ、とくに2日目の夜が常軌を逸してて。


どんな状況でも晴れに変えてしまう 「究極の晴れ女」

おそるべし!

そしてありがとう! ヽ(゚∀゚ )ノ


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2021年度のオオクワガタ

ガソリンを満タンに 水と食料を積み込んで 現地の方に迷惑をかけないように注意して 2021年度のオオクワガタが採れた時の記録 2021/06/11  某所    1♀ 2021/06/12  某所    2♀ 2021/06/27  某所    1♀ 2021/07/03...