2020年4月7日火曜日

採集:2008/07/18-2008/07/22 山梨県 タマムシを採りまくれ!

ここのところ妻の機嫌がすこぶる悪い。 (・ω・)
話ベタな私であるが、いつも挨拶はかかさないし、
妻の料理を「おいしいね!」とか言うし、
誕生日プレゼントだってかかさない。

なーーーんも思い当たるフシが見つからないのだが、
挨拶にも答えないくらいに、機嫌が悪いのだ。

だからと言って、
言いだせないほどやわなハートの持ち主ではないのだが、

「 採集に行ってきまーーーす! 」

のタイミングがつかめずにずるずると来ている。

なかなか良い雰囲気にならないので、やや強引だったが切り出してみた。
すると案の定 「 先週も行ったよね? 」 と、あきれたような口調で返された。


おい、ちょっと待てよ! コラっ!

「 先週じゃねーよ、 先々週になるんだよ! 」


私だってね、
言うときには、言うんですよ。 えぇ、、
もうね、ガツーン!と言ってやりましたよ。







心の中で・・・・ (;´Д`)






そんなこんなで、第一回目は何年前だっけ?
10年くらい前?? (^Д^;;

NIFTYはペットフォーラムの虫関係の部屋で恒例だった、
全国オフって奴を何年かぶりで行うことになったのだ!

オフのメインは公園での大宴会なので、
昼間は採集にのめり込んでやろう!

山梨へ行くのも久しぶりなので、
ヤマトタマムシ、エサキキンヘリタマムシ、クロホシタマムシなどの
タマムシ中心で張り切って行きたいと思う! ( ゚д゚) キッパリ



そして私のポンコツ車は目的地へとプップカ進むのであった。



ここのところ遠いところばかり行ってるので、
寝床となる場所まで2時間を切って着いてしまった。

やばい、近い、近すぎる! ヽ(*゚∀゚*)ノ



2008/7/19


明け方、周りの騒々しさで目が覚めてしまった。
寝不足では調子が出ないので、
しばし寝袋にすっぽり潜り込んで眠ろうとねばって・・・ねばって・・・ねばってみましたが、
完璧に目が覚めてしまいました。 (・ω・) モニュ

んーーっ、何もやることがないなぁ・・・
少し早いけど、山に向かって突き進むか!

そんなこんなでエサキキンヘリタマムシが採れるという林道を目指します。

ヒメオオも文献に出てくるほど有名なところで、
実際にヒメは何匹か取ってはいますが、
標本としては残していなかった。
どうせ採るならここのラベルが欲しかったので、
こいつも狙ってみることにしました。

しばらくして前方のヤナギにヒメオオと思わしき黒い物体がついています。 Σ(゚Д゚;!
届くかな~と少し心配でありましたが、その距離6メートルくらいだったので、
なんとかネットに取り込むことができました。

でも・・・・・

なんでおまえはアカアシなのよ!? (・ω・) (・ω・) (・ω・)



隣の木でも同じサイズのものがおりましたが、
もうアカアシだと思われるので、ちょっと盛り上がりません。
採り込みましたがやっぱりアカアシ。 orz



きっと久しぶりのヒメオオ採集なので、
距離感とか大きさの感覚が狂っているのでしょう。
頭は年がら年中狂っているけど・・・



ヤナギがそこそこ固まっているところで連続スパイラルキックを炸裂させましたが、
パラパラと何か落ちている音はすれど草ぼーぼーの中、
見つけることができたのはアカアシ1♀だけでした。



標高差のある林道を往復10キロ以上は歩いたでしょうか、
バッカみたいに足は疲れ、弁慶の泣き所に横にある筋肉が攣ります。

体力も限界に近いし、
時間も飲み会会場に移動したらいい頃になってきたので、
ヒメオオもエサキンタマも取れないままに移動を決意します。 (TДT) トホホ



下山途中、気になる林道があったので入ってみました。



すると妙に惹かれる崖があったので、
ちょっとだけほじくってみました。
(いや、嘘ですごめんなさい)


で、ヒメオオが期待できるエリアを通り過ぎたので、
どばーっと一気に山を下るつもりでいたのですが、
ネットと叩き網を持っているカミキリ屋さんを見かけたので情報収集。(露口茂モード)

「ちょっとお尋ねします。
  あなたは先週の金曜日の午後3時、どこで何をしてましたか?」

そしてサッと胸ポケットから写真を取り出し、

「この娘に見覚えはありませんか?」

と、エサキキンヘリタマムシ情報を聞き出す。

・・・

エサキキンヘリタマムシを採った時の話と、
ハルニレの場所を教えていただき、感謝でいっぱいでありました。
見知らぬ(意外とネットで名前を見かけたことがあったりして)カミキリ屋さん、
どうもありがとうございました。 ヽ(*゚∀゚*)ノ



さっきから、両スネの筋肉が攣るので、
アクセル&ブレーキがやりにくいのなんのって、
おまけに市の中心部では鬼のような渋滞中であります。

集合場所手前のGSで発電機用のガソリンを入れて、
ついでに車のおなかも満タンにしてもらったのですが、
ゲップでしょうか? ボコボコボコっとガソリンがあふれ出します。

東北に行った時も同じように溢れてたのですが、
なにか変なのでしょうか>私の車。





そして会場一番乗り~♪

車のドアを全開にして、椅子をとりだし、他のメンバーの到着を待ちます。

15分程度したら2台続けて到着。 別々にやって来てるのに、
並んで到着するとはなんたる偶然!

で?

これでフルメンバーなわけ????  (・ω・)

最初から参加者が少なかったのに加えてドタキャンも重なりで、
3人だけですか。そーですか。

それぞれ都合もありますからね、それは仕方ないことですが、
3人だけで大丈夫でしょうか? 少し心配です。
普段よりガンバって話をしなければ場が持たないかもしれません。


スジクワが見たいという私のリクエストで、
むじいちさんの案内でいくつかのポイントを回ります。
いつも頼りにしてます>兄貴。

まともな樹液採集って何年ぶりになるのかな?
人家に近付こうとしない人ので、
おそらく5年くらいはやってないように思われます。
ひさしぶりなのでワクワクします。


1つ目



懐かしい樹液のにおいがしますが、、、
品のないカブトの羽音がウザイです。

相変わらずカブトの豪快さは健在のようでクワガタがほとんどおりません。
コクワが少しとスジ1匹でした。 ヽ(゚∀゚ )ノ

2つ目

オオクワ幼虫が取れたところを案内してもらいました。
なにもいません。

3つ目

アタック場所が見つからずに断念しました。

4つ目

良い場所なのですが、採集圧が高いのでしょうか、
樹液が出てるところがあっても虫がついておりません。


てな感じで、本気で樹液採集するつもりなら、
過酷な藪こぎするか、採集圧の低いところに行くべきでしょうが、
今回はお酒を飲みながら話をするのが目的ですから、
樹液採集のムードを感じるだけでよかったのです。
もう十分すぎるくらいに満足です。



で、10時半頃に宴会場に到着して準備です。
私はライトを持ってきたのでセッティング→発電機ブーーン!しましたが、
今回はこじんまりでよさそうなので、
300W1灯にしました。



が、それでも明るすぎる・・・・

たちまち蛾の総決起集会が始り、バーベキュー会場危うし!です。


これでは大切な食材に影響が出そうなので、
ライトの位置と向き、間接光にするなど足りない頭を使って
全力で知恵を振り絞りましたが、
どうにもこうにもうまくいきません。

ふと電球型レフ蛍光灯を持っていたのを思い出し、
それ1灯にしてみましたところ、
この規模ではちょうど良い感じなりました。
蛾の奴らも数が減っていきます。


25W程度の電球のために発電機を回すとは、なんともまぁセレブリティですねー


少人数すぎて心配しまくっておりましたが、
なんのなんの、
まったく心配する必要がない (*´д`*)


思えば、プライベートもさらけ出せるほど気心の知れた仲間ばかりですので、
たとえ2人だけであっても大盛り上がり出来る気がします。

この企画もこれで最後にした方がいいんじゃないかなとも思いましたが、
別に終わらせる必要はないですね。

(でも、夏のいい時期ですので、チャンスがあったら別のところにも行きたいのですが)



で、むじいちさんが用意してくれたバーベキューセット&
生食もろこし&肉&魚&その他おつまみ、
カバ丸さんが用意してくれたアルコールなどの豪華飲み会メニューと
楽しい話で時間を忘れるくらいに楽しいひと時を過ごせました。



そしてドタキャンした関西組の探検隊長に
「生食もろこし超うまい!」というワケのわからん酔っ払い電話したり
食ったり飲んだり話したりで、
もう3時半ですか!

食べ物はおいしいし、久しぶりの話も盛り上がるしで、
そんなに時間が経っちゃってたんですね。

ざざっとお片づけして
就寝モードに入ります。



2008/7/19

目覚めると、むじいちさんが持ってきた必殺兵器!
アルコールチェッカーが火を噴きます。(いや火は吹かないけど)

どんな数値がでるのかワクテカでありましたが、
基準値以下でちとガッカリ

で、いいんでしょうか?
私のわがままにみんなを付き合わせちゃっても。

というわけで、私が見つけたタマムシの楽園へ向かいます。

ところが、数年経過しているので枝ぶりとかが変わってしまい、
飛んでくるルートが変わっちゃいました。
パッと見渡しても飛んでません。 (TДT)



それでも諦められず、十数分
木の上の方を凝視していると・・・

よっしゃーーーあ! タマムシだ! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

飛んでるタマムシの姿形を、
ほんのちょっぴりの知識でカバ丸さんに能書きを垂れまくるわたくしでありました。

ささっと1匹目を確保して、ネットをくるりんとまわして、
ちょっと離れた車まで入れ物を取りに行って戻ってくると

いないっ!

わたしのタマムシちゃんがいないっ!

さんざんあたりを見渡してみたものの見つかりません。

諦めてからしばし、
カバ丸さんに発見されておりました。
で、なんとか再逮捕。



その後、むじいちさんの親戚親子も加わり、
タマムシが飛んでくるのを一緒に監視してくれて、かなり助かりました。
また、ここを離れてからも2匹も捕まえてくれて、
わざわざ立ち寄ってもいただきました。
感謝であります。 こんどソフトクリームおごらせてください。


網をするするとかわし、
ネットに入れられても、何度も脱出し、
あげくの果てにタマムシに齧られるカバ丸さん。
その後もかなり追いつめてやりましたが、
ついに逃げきりました。
きっと家に帰ったら仲間のタマムシ達に武勇伝を語るのでありましょうね。

むじいちさんと親戚親子さまは帰られて、
今度はD-01♂さんファミリーが加わります。
お子様のケガで途中棄権したものの、急遽山梨へ参戦されました。
むじいちさんからの差し入れを手渡してっと、任務完了であります。

睡眠不足と風呂に入っていない小汚いボディだったので、
ちょいと早目のお風呂にしました。



道の駅は少し混んでおり、
好きな場所に駐車できなかったのですが、
運の悪いことに隣にいたのが釣り客で、
まだまだ夜はこれからだってーのに、とっくに就寝モードです。

子供達とも思いきり遊んであげたいというのに、
隣は寝てるみたいなんで、あまり元気に遊べないなぁ・・・

と、多少やり残した感はありましたが、
お子様たちもお休みになり、
ここからは大人の時間・・・

そんなこんなでD-01♂さんとどいつまさんとお酒を飲みながら、
楽しいひと時を過ごさせていただきました。 感謝です。



どいつまさん>
旦那様に成りかわって、今いちど申し上げさせていただきますが、
灯火採集用品は生活必需品です!!



2008/7/19


エサキキンヘリタマムシとキンヘリタマムシを狙って、
2日前の林道に再挑戦いたします。
そんな身勝手をフル稼働させたようなスケジュールに振り回していいんでしょうか?

目的地は同じ林道でしたが、
お子様たちの都合もあるでしょうから別行動モード。

開始早々、
登っていく道すがらでハンノキカミキリを発見しました。 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

それもなぜか道路標識に。



そこで、周辺のヤマハンノキを中心に手当たり次第にさぐっていきましたが、
追加は得られませんでした。




2日前に出会ったカミキリ屋さんから聞いた
標高低めのハルニレ地帯でキンヘリタマムシを狙います。
その方も実績はないとは言ってましたが、ホストがあるので期待しちゃいます。
しかし、罰ゲームみたいに気持ち悪い虫しか入りません。

また、その方は去年だったか、ヤナギ類でエサキキンタマを採ったとのことで、
そちらの場所に移動して、ヤナギ科、カバノキ科、ハンノキ科、
すべてをターゲットにしてローラー作戦を繰り広げます。

そして惨敗。 orz



移動しているとD-01♂ファミリー発見!
確保しているハンノキカミキリを渡すべく旦那さんを探しますが放浪中とのこと、
とてもおりこうな長女さんと共にお父さんを探します。

少しだけ話をしてから、またそれぞれのターゲットを探して別れます。

標本として残しておきたかったアサギマダラが飛んでいたので、
立て続けにネットに入れましたが、両方とも少し羽が欠けていたので、
リリースしました。


木の上ばかり気にしていたら、
側溝にすっと・・・

やばい捻挫だと思った刹那、 Σ(゚Д゚;!

運良く側溝の角に足をぶつけることもなく、
バランスを崩してころんでしまうこともなった。

よかったー!

いやまて、ここは怪我をしておく場面のはず。
(いやいやそうゆうゲームじゃないって!)


とことんとことんローラー作戦を展開しているんですが、
木の葉をガサガサするのも疲れるんですよ。 ほんと。 (;´Д`)
集中力は無くなるし、腕の力も入らなくなるし、飽きてきちゃうし、つまんないしで、
別の何かをしないと今にも帰りたくなる気分です。

で、なにか気分転換になるものは無いかな~とあれやこれや考えていると、
飼っているヤモリの餌が切れそうだったのを思い出して、
コオロギを買うまでのつなぎとして何か持ち帰ろうと、
原っぱで小さなバッタを確保しました。



と言っても移動時間を含めても20分くらいでしょうか。

じゃあこのへんでタマムシを諦めて、ヒメオオ狙いと行きましょう!

最初の木を見ていると、後ろから1台の車がやってきました。
邪魔にならないように車を寄せると、その方も同じように車を停めます。

で、車を降りてヤナギをみていましたら、
同じくヒメオオを目的で来ているという。

普通、同じところに停めないような~
それとも情報収集のためかな~と思いつつ、
いっしょに林道に突入したのでは取り合いになってしまうので、
その場は譲って別筋に移動しました。

次に車を止められるところまで進んでいますと、
黒い物体を通過しました。

頭を下げ気味だったのでクワガタには思えなかったのですが、
念のため確認してみます。

車が停められるスペースまで行ったので、
100メートルくらいか? かなり通り過ぎてしまいました。

小走りで黒い物体に近づいていきますが動く様子はありません。
石か黒化した葉っぱなのでしょうか?
かなり近づいたところで、ようやく動きました。
しかし、クワガタ独特の腕立て伏せをしたように頭を持ち上げて歩くわけでなく、
水平にホフク前進をしているように見えます。

やっぱクワガタじゃないのかなぁ・・・・・



よっしゃーー!

ヒメオオ♀であります。 (*´д`*)


車を止めてハイキングモードに突入します。 ここからかなり歩きます!

しばらくしてヤナギについているアカアシ♂を確保しました。
がっ、写真を撮るのを忘れてた。



アカアシエリアにさしかかりますと、
まさにそこに親子がおります。
景色を見ているものだと思ったら、
見えなかったところで、お父さんがアカアシをGETしておりました。

あらら、カチ合ってしまいましたか。

さっき確保したアカアシは必要なかったので、
子供にあげたのですが、
足2本ないし、フ節が落ちたボロボロの個体でした。

「あげる!」なんて言っておきながら、
こんな悪いコンディションのものを渡してしまい、
かえって済まない気がしました。 (´・ω・`)




2年前にキックでヒメオオを取った場所でUターンしようと決めておりましたが、
そこにハエがたかっているタヌキの死体を発見してしまいました。

ヤナギとタヌキの距離1.5メートル。

ちょっと悩みましたが木を蹴りたいという欲望に負けて近づきます。

と、死んでると思ったタヌキさんは頭を持ち上げ、
ゆっくりとこちらを振り向きました・・・・ ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!

たかっていたハエがいったん離れます。

そしてまた、ゆっくりと頭をおろして目を閉じました。

きっと車に撥ねられたであろうタヌキさん。
さぞや人間を恨んでいることでありましょう。

そして最後に見た人間が私なのでありましょうか?

敬意を払って撮影はしませんでした。

で、木を蹴っても何も落ちてきませんでした。


けっきょく蹴ったのかい! (〃*`Д´)!


さて、これから長い登りが続きます。
時間が短かったのでショートコースではありますが、
標高差もありますので疲れた足には辛うございます。

路上をヒメオオが歩いているかもしれませんので、
木と路上を上下にキョロキョロみながら、
ゆっくりと登ります。

車に戻るまで、ライブではなく3匹のヒメオオせんべいを見つけました。
もったいのうございました。 (´・ω・`) ウーー

別ルートで下山しながらヤナギを見てまいりましたが、
追加を得ることはできませんでした。

時間をみると18時半。
妻のご機嫌をとるためにワインを
娘たちにはお菓子を購入。



19時にインターに飛び込みましたが、
小仏トンネルを先頭に25キロ・・・・・・

久しぶりに中央の渋滞って奴を味わいました。

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