ややこしい話はこのさい置いといて・・・
私はタマムシを愛しており、きれいに並んだところを
うっとりと、ただうっとりと眺めたい。
タマムシが欲しくて、
採れるところ(ネットが届くところ)を探してましたが、
偶然にも数年前にタマムシの楽園を見つけた。
これまでの経験では2時間程度で10数匹、
半日で10数匹だったことから、
3日もあれば40匹くらい集められちゃうね!
作成中のタマムシ箱はよゆーで完成しちゃうし、
タンスに入れる分も確保できるし、
友人知人にもあげれるよな~と、夢はブクブク膨らみます。
目標はきっと2日で達成できるだろうから、
最終日はヒラタでも探してみようかと考えていた。
2009/7/17
中央道に入ると雨がポツポツ降りだした。
明日の天気予報では「雨のち曇り」で、
雨の午前中はタマムシ系は無理っぽい。
先にヒメオオを採っておくべきでしょう!
ほどなく道の駅に到着して就寝。
2009/7/18
目覚めると予想通りの空模様。
雨であろうがかまわず山へと登って行きます。
以前から通っていた場所ではありますが、
標本を始めてからは、まだこの産地の♂を確保していないのです。
山梨といえばこの産地のラベルにしたいと思っていた。
それくらい思い入れのある場所。
ヒメオオと言えば林道脇の木をルッキングしていくのが一般的なので、
先行者がいるとどうしても採りにくくなってしまう。
今回の三連休で必ず採集者が入るだろうから、
初日の雨のうちに採っておくのが有利だろうと考えた。
数本のヤナギを見た後、次に移動し、
ヤナギやカバノキが続く一帯の入り口に車を停めて歩いた。
1本ずつ丹念に見ていくと、
開始10分程度でダケカンバにつくアカアシを発見した。
網がないとちょっと難しそうだな・・・
ヒメオオが付きそうなヤナギ科やカバノキ科が
これほど長く続くとは思ってなかったので、
手ぶらで来たしまった。
車まで50~100メートルであろうか?
場所を見失わないように、
目印としてカメラをその場に置いて車まで走る。
雨が降っているので、いそいでカメラを回収しないと壊れちゃう・・・
まっさきにカメラを回収して写真撮影。
記念すべき今年初のクワガタはアカアシクワガタ♂になりそうです。
ネットに入れそこなったが、
分かり易いところに落ちてくれた。
あっ、ヒメオオだ!
シーズン最初の1匹目は間違えるパターンが多い気がする。
07年はアカアシからヒメオオに化けたし、
08年はヒメオオからアカアシに化けたし。
09年はアカアシからヒメオオに化ける番だったのかぁ・・・
じゃあ、来年はがっかりする番だね。
(今 2010/8/17 に仕上げの編集を行っているが、この予想が当たって驚いている)
ところで、ダケカンバでヒメオオが採りたかったりするのよね~
私が初めてヒメオオの採り方を教わった時は
ダケカンバやハンノキだったからね。
今ではヒメオオと言えばヤナギですけど。
なかなか付いていないからこそ、
ダケカンバのヒメがいいのです。 顧客満足度NO1なのです。 ( ゚д゚) キッパリ
次はヤマハンノキかケヤマハンノキで採りたいな~
ネットも持ったことですし、
ここからは歩きのみでヒメオオを探していきましょう。
これが私が好きなヒメオオスタイルだから。
さらにダケカンバを移動中の♂を発見。
どうやってアプローチしようかな~と考えていると、
危険を察知したのか、木の裏側に移動してしまった。
良く見えないが、膨らみからしてペアになったの???
撮影したのを、拡大して見てもよく分からないや!
斜面をけもの道に沿って、
木の横、見える位置まで移動する。
やっぱりペアみたい。
立ち位置が不安定だったので、少し強引だったけど、
なんとか落とさすに回収できた。
入れ物を用意していないのでネットに入れっぱなしです。
そんな状況で交尾しようとしています。
さきほどからたまに緑に輝くゼフが飛んでおります。
ちょっと心が揺れていたところ、
路上に羽を広げて緑の輝きを放っているやつがおります。
ゆっくりと近づき、カメラを構えます。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
羽を広げてくれません。
悔しいので、羽をツンっとして飛ばしました。
なんとか誘惑に打ち勝ってネットに入れることはなかった。
さてと、
エサキキンヘリを狙いたいところなんですが、
ここで雨の採集やったことあるんだよな・・・
ネットも濡れて重くなるし、
気持ち悪い虫しか入らないし、
採れないとほんと心が折れるんだよなぁ・・・
そんな嫌な思い出が頭の中でぐーるぐる回転木馬。
んがあ゛ーーーー、ヤダヤダ! ヽ(ヽ>ω<)ノ”
天気予報では午後には雨も上がり、
晴れ・・・とまではいかないみたいだけど、
本命のタマムシに採りに行きましょう!!
2時間近くかけてタマムシの楽園へとやってまいりました。
到着してもすぐには見つかりません。
木の上の方を見上げながら30分くらいうろついています。
ようやく飛んでいる姿を見つけました。
しかし、あっというまに木の裏に、、、、
また見つけては木の裏に、、、、
まーた見つけては木の裏に、、、、
まーーた見つけては木の裏に、、、、
このパターンが繰り返され、なかなかチャンスは巡ってきません。
最初のチャンスはネットとの距離感と
相手の動きの読みができていなくて、
あえなくさようなら~
素振りかイメトレが必要だったかな?
2回目にして最大のチャンスは
見つけたと同時に軽の女の子が入ってきてしまったんですね。
めったに一般人は通らない農道なのに・・・
でも、少ないチャンスなので、
いそいで網を振って入ったと思い、
すぐに車を行かせたんですね。
で、ネットの中を覗き込むと葉っぱが1枚入っているだけ。
忍法・かわり身の術? (;゚Д゚)
こりゃ大変!
近くに落ちてるんじゃないかと探してみましたが、
草木が邪魔して分かりません。
さんざん落ちたであろう所を
粘って粘って捜しましたが
見つけることはできませんでした。
そうこうして落ちたと思われる周辺を行ったり来たりしてたんですが、
後方から低い弾道で私を追い越したヤツがおり、
気づくまで数秒、 (・ω・)
ネットをかまえてと、 (´・ω・`)
どんどん高度を上げてって、 (´゚ω゚`)
それを追うように棒をするする伸ばし、
タイミングがちょっとずつズレて、、、逃げられちゃった。
後ろから来るとはひきょう者め! (〃*`Д´)!
ところで、周辺を探索しているうちに2本の木に
人気が集中してるように思えてきました。
丘の上から覗き込んでいますと、
数は多くはありませんが、
木の周りを飛んでいる様子が見受けられます。
しかし、木の下は2メートル以上のブドウの仲間?が複雑に生い茂っており、
木の下にアプローチできません。
まして入れたとしても、
ネットが届かないちょっと高い場所(目測12メートル?)を飛行しています。
採れずにモンモンとしているところに、
むじいちさんが陣中見舞いに来てくれました。
少し近況など話したあと、
一緒にタマムシを探してもらうことに。
今年も頼りになります、二人だと効率が良いぞ! (;゚∀゚)=3ムッハー
単純に発見率は2倍に増えました。
が、過去2回と違い、
見つけることはできても、
すぐに木の反対側に飛んでいってしまう。
以前は木をぐるぐる回るにように、何度も手前に飛んできたのに・・・
チャンスといえはギリギリで届くかもしれない!?
というのが2度あってた程度で、モノにはできませんでした。
まだ2日残ってますからね、天気も回復しそうですし、
勝負はこれからですよ!
むじいちさんから今回は標本用にと、
数日前に☆になったバカでかい山梨産オオをもらいました。
70mmは越えてて、軽くノギスを当てたら74mmもあります。
これは材採した2日後に蛹化→羽化したものであり、
人工の餌を食べていないオオクワです。
こんな貴重なもの、私が持ってていいのだろうか?
また、アカマダラコガネが欲しいと、
まあ、いつものわがままですが、 (*´д`*)
リクエストすると、たかってた場所があると、
教えてもらえることになりました。
その場所は数年前に良く行った場所でもあるのですが、
アクセス方法をすっかり忘れてしまったんですね。
で、場所に到着しますと、
下はガケのようになっていて、
3~4メートルでしょうか?
それほど高い場所ではないのですが、
下にコンクリのU字溝があるので、
落ちたら骨折とか捻挫とかしちゃいそうです。
明るいうちに見ておいて良かったです。
危ないよね~なんて、むじいちさんに言ったんですよ。
そのアカマダラがたかっていたという木は
だくだくに樹液が流れています。
ひさしぶりに甘い香りをかぎました。
でも、だくだくの樹液で食事しているのは数匹のカナブンのみ。
近くを探索すると樹液の匂いがする場所があって、
でもどこから出ているかは確認できません。
たぶんこの木じゃないか?ってのに
連続キックをかまして振動を与えると、
アスファルトにノコギリ♂が落ちてきました。 こいつぁラッキー! ヽ(゚∀゚ )ノ
ここ良さげなので、またあとで回ってこようと思う。
ここで用事のあるむじいちさんとはお別れしました。
どうもありがとう~~
いつもありがとう~~
また今度も頼むぜ兄貴!
いったん戻って頃合いを見計らってもう一度アタックします!
今度はコ♂が着いているのみ。
だくだくの樹液の割に虫が着いていないのは、ライバルが多いためでしょうか。
この近くに過去にスジクワの大きなのが採れていた場所があったので、
そちらも行ってみます。
過去とは大幅に状況が異なっていて、
樹液が出てる場所というか、
匂いすら確認することができませんでした。
その後、どこで探すか悩んでいたんですが、
虫取りに来ている人の多いこと、多いこと、
こんなんじゃ、採れる気がしなくなって戦意喪失してしまいました。
翌日のタマムシのために体力を温存させよう。
2009/7/19
目覚めると雨が降ったりやんだりしています、
天候が回復するを期待して二度寝します。
まわりが騒々しくなってきましたが、
空を見上げても小雨が降っていたので三度寝します。
あまりの話し声の多さに体を起こすと、
私の車をふさぐように、
まさに直進してくる車があります。
あわてて、ズボンを履いて運転席に移動し、
今出ます!と叫びます。
寝起きで喉がカラカラで、しかも慌てていたもんだからイントネーションが、
あんたどこ出身?ってな感じで、
チョーへんてこりんな訛りになり、
自分でも可笑しくなりました。
誰も来ないことをいいことに、
こんなとこで寝ている私が悪いので
文句などないのですが、
あと2分遅れたら、閉じ込められて1日を無駄にするところだった。
あぶない、あぶない・・・
朝の一発目としてタマムシポイントを見に行きましたが、
あいにく雨が降っております。
しばし、回復するのを待っていたのですが・・・・
雨が降ったりやんだりの状況は変わらず。
この状況ではタマムシが飛びそうにないので、
その間に、以前通わせていただいた薪場に行きました。
新しい道ができていたりで、場所が分からず、
なんどか右往左往して到着しますと、
材が古い感じで、並べ方もちょっと荒れた感じがします。
おじいちゃんに何かあったのだろうか?
ちょっと心配です。
で、探し出しますと、
ルリボシが少し、いつものカミキリが少しといった状況。
材が古いせいか、晴れていないせいか、
いつもより虫はちょっと少なめです。
産卵に来たコクワなんかを観察しつつ
タマムシ系が飛来するのを待ちます。 ひたすら待ちます。
と、隣の林で親子連れがカブト・クワガタを採りに来ています。
状況を聞きますと、
あまりよろしくない様子。
この辺り、人が入ってそうですから、
あまり採れないですよね・・・
昨日捕まえたヒメオオ1ペアいりますか?と
聞いてみたら欲しいとのこと、
また、採り方や採れた場所などを教えてほしいということなので、
教えたものの、個体数が少ないし、
期待はできないよと言っておきました。
採れない確率の方が大きいので、
かえって教えない方がよかったかな???
2時間近く材ルッキングして、天候回復を待ちますが状況は変わらず・・・
でも、気になります。
タマムシポイントへ向かいます。
路面もエノキの葉もびちゃびちゃです。
雨に濡れながらも網を持ってうろうろ、うろうろ、
ただひたすら天候が回復するのと、タマムシが飛び出すのを
待って
待って、
待って、
ひたすら待ちます。
そして待つこと2時間半。
今までの経験では材に来るタマムシは1~2匹で、
ブンブン飛んでいるタマムシを採るよりも効率が悪のですが、
いまのように一切飛んでないような状況だと
産卵に来るものを待ち構えた方が確率が高いんじゃないか・・・
そう、思えて再び薪場にやってまいりました。
いつも車を止める場所に1台の車があり、
ふさぐような形で停めざるを得ないので、
採集に来ていた方に一言断ってから車を止めます。
カミキリ採取に来ているおじさん3人組。
私はタマムシ狙いで、邪魔をしませんからということで、
一応許可をもらってご一緒に採集。
生粋の虫屋さんは知識が豊富ですから、
一緒にいるとためになること多くて助かります。
で、お子さんにルリボシなどミーハー系虫も必要という方が居たので、
勝手にお手伝い。
キノコゴミムシが珍とかで、盛り上がっていましたが、
私にはちょっと・・・・
産卵に来るタマムシは皆無で、
飛来するカミキリも少ないく、
ちょっと飽きてきました。
またタマムシポイントに戻りまして
雨が降ったりやんだりするなか、
網を抱えてうろうろします。
ただ、ひたすらにうろうろしますが
タマムシは一切飛んでいません。
すると雲の切れ間に、ほんのちょこっとだけ青空が見えます。
あれが私の希望の光です。
あの晴れ間がこっちへ来ないかな~
あの晴れ間がこっちへ来ないかな~
あの晴れ間がこっちへ来ないかな~
雲に念じていると
切れ間は増えていきます。
んっ、これはひょっとして超能力!!
雲の切れ間を発見しても太陽光は届かず30分経過。
いい加減、今どこで晴れているのか気になって、
見晴らしの良い場所へ移動すると、
数キロ先の街が晴れているようです。
こっちに来ないかな~
こっちに来ないかな~
こっちに来ないかな~
こっちに来ないかな~
待つこと1時間
晴れキター
待ちに待った日差しです。
テンション急上昇、心臓バクバクです、
よっしゃー!
晴れゲット!
タマムシ、カマーーーーン!
しかし、なかなか飛びだしません。
葉っぱが濡れ濡れだからでしょうか?
その晴れ間も30分と持たずに晴れ終了・・・・
またしてもどんよりと曇ってしまいました。
再度の日差しを期待してたのですが、
空を見上げると、晴れ間はこっちに向かってこなそう。
虹が見えるんですけどね・・・
とくれば、さっきの晴れ間で産卵組が飛んできてるかもしれません、
こりゃあ薪場へ向かうしかないでしょう!
(いったい何度往復するのやら・・・)
もう17時近くです。 昼間の採集も終盤に差し掛かってきています。
ラストチャンスでしょうか??
かるく一周したところで、ついに!
タマムシキター
クロタマムシ~~
ここで、クロホシやマスダが居れば一発大逆点満塁サヨナラホームランですが、
今の私にはこれでも十分です。
僕の心の隙間を埋めてくれるのはお前だけだよ、ク・ロ・ホ・シ。
たまに強く降るので、
軒下で雨宿りしつつ材を眺めます。
雨の様子をカメラで写したのがこれです。
が、まったく雨粒が移ってません・・・・
ところで、黄色のカミキリが集まっている場所から、
ミリミリ、ピチピチ、大合唱しています。
さっき出会ったカミキリ屋さんが
幼虫がかじる音だと教えてくれましたが、
3~5メートル離れても聞こえてくるような、
すげー大きな音がするんですね。 びっくりしました。
その後、さきほどカミキリ採集に来てた方が盛り上がっていた、
キノコゴミムシ?も見つけましたが、
私には愛し通せる気がしなかったので捕獲はやめておきました。
さてと、どーすっかなーーー
いったんベース基地となる場所に移動して、
夜の行動を考えます。
昼の下見も無しに新たな樹液ポイントを探すのは大変だろうし、
それだけのガッツもないので、
やはり既存ポイントでお気楽アカマダラ採集と行きましょうか。
人も多いしね。
というわけで、プログラミング終了! 仕様書は無い。
暗くなるのを待って、アカマダラPに到着です。
ぱっと見てクワガタは付いておらず、
カナブンが数匹おります。
で、急な傾斜を降りて、
さきほどは見えなかった角度から、
穴を見上げますと、
はじっこに埋まるようにアカマダラコガネがはまり込んでる・・・・
うっわー、ほんとにいるんだぁ!!!!
と、ハイパー大興奮!
心臓がバクバクしてきました。
今日のタマムシ大惨敗を帳消しにしてくれるでき事に手が震えます。
で、奥から出すのに棒か何かが必要です。
木の根元に棒が転がってないか探して探して探して、
適当にガッと草を引き抜き、
ヘッドライトで穴を照らすと・・・・・
あ、、、れ、、、、
ほんの10数秒と言ったところだと思うのに、
羽音を立てることなく居なくなっておりました。
あれは幻なんかじゃない。
たしかにここにいたのである。
ひょっとして今日は最悪の日かもしれない・・・
別の昔よく行ったポイントにでも行ってみようと車を走らせていると、
あれ、なんかいるな、人かなとどんどん近付いていると、
大型哺乳類が2体!
シカです。
やつらの行動は読めません。 飛び出してくるかもしれません。
あわててハンドルを切ってよけましたが、
運よく車道には飛び出してきませんでした。
良かったぁ~、事故らないで。
さてさて、数年前に良く通った、ちょっと怖いけど一人でも来れる場所。
夜の林はドキドキします。
で、入ってみたものの、なんだか記憶とマッチングしない・・・
奥まで行ってみてもやはり別の場所。
あれ~、どこだったんだろう・・・
それでも台場くぬぎが10数本あるので、
1本1本丹念に調べていったのですが、
樹液はまったく出ておりません。
昔のポイントってどこだったんだろう???
アカマダラを発見したもののロストしてしまい、
昔のポイントも見つけられず、
不運続きで飲んでないとやってられないわい!となり、
今日は21時で早めに切り上げてきました。
弁当とおつまみを購入して、
今度は車が出られないような状況に陥らないよう、
道の駅でお泊りです。
天気予報をチェックして就寝・・・・・
2009/7/20
朝の5時です。
空を見上げると晴れています。 ほぼ快晴です。
ぐっと、ぐぐっと、ぐぐぐいっと、ヤルキがでてきましたが、
いくらなんでも早すぎですね。
この天気が悪くならないように祈りつつ二度寝します。
7時です、うずうずして三度寝に突入できません。
いくらなんでも活動してるような時間じゃないだろうと思いつつも、
お目々がパッチリと冴えてしまいました。
で、準備してるとさっきの快晴からちょっと悪くなって、
雲が多くなってきました。
気温も梅雨が明けてないんじゃないかと思えるほど低くなってます。
(そらそうだ、戻り梅雨だし)
それでも昨日に比べりゃまだましでしょう!
早すぎますが、気持が前へ前へと行ってますので、
ポイントに入ってしまいましょう。
えっと現在の時刻は7時15分です。
気温も低いです。
タマムシなんて飛んでるワケ無いでしょう。
それでもネットをかついでしまう私です。
そしてうろつくこと2時間、
ついに晴天がキターーーーーーーーーーーーーっ!
さらにうろつくこと1時間
初飛翔キターーーーーーーーーーーーーっ!
その後、飛翔は見られなくなり、
ひたすら待ちます。
暇ですねっ!
側溝でひっくり返っているカブト♀救出を救出したり、
ニイニイゼミを捕まえたりなんかして気を紛らせます。
と、飛翔しているタマムシが見れました。
やはり人気の2本のまわりだけです。
どうにもこうにもアクセスできません。
で、ここで考えてみました。
過去に半日で10匹以上採れていたパターンは
① 通り道を見つけて待ち伏せした。
② 大勢で見張っていたので効率が良かった。
③ 手前にもくるくる回ってくれた。
これに推論を重ねてみましょう。
今回は単純に個体数が少ない。
個体数が少ないために警戒心も強く、
ネットを振られるとすぐに逃げてしまい、
手前になかなか飛んでこない。
(個体数が多くなると警戒心が薄れるって聞いたことあるし、蝉とかバッタとかね)
んー、やべー、
ちょいとネガティブスイッチ入りました。
今回はまずいかもしれません、3日連続ボウズかもしれません。
そしてようやくポイント入りしてから5時間、
出会いがしら的に低空飛行しているヤツをキャッチ!
ネットに入った状態でも飛び続けるタマムシ君。
そうか、やつらの飛びはとろい割にはうまいもんな。
初日にネットに入ったと思ってたやつは、
いったん入ったとしても、
車に気をとられていたスキに飛んでいったのかもしれないなぁ。
そして、
ようやく出会えたタマムシちゃん、いやもう愛してる!
さらに20分後も出会いがしら的にキャッチ!
ところがねぇ・・・
厚い雲に邪魔されて晴れ間を奪われてしまいました。
ほんとにっくき雨雲め!
晴れ間をさらに待つこと2時間。
天候回復!
でも、チャンスはなかなか巡ってきません。
15時を過ぎたころにようやく3匹目をキャッチ!
なんか必死にやってるわりには成果がでません。
あまりの効率の悪さに材は・・・材は・・・
というキーワードが頭に浮かび、
これだけ時間をかけて3匹じゃ、
材での待ち伏せと成果は変わらないのではと思えてきました。
どんより曇ったこともあり、エノキでの採集は16時に切り上げました。
(なんと今日はここで9時間もタマムシを求めてうろうろしてたことになります)
薪場に参りましたが、
ここで実績のあるタマムシ・ウバタマ・クロタマなどはおりません。
ただ、晴れたせいもあったのか、カミキリの量が多いです。
ルリボシなら1周すれば20くらいはいけそうです。
1時間ほど粘りましたがタマムシは得らません。 orz
ところで、この薪場の一角の薄暗く湿った場所に行くと、
側溝でプーンと羽音を立てる虫が寄ってくるのです、
で、ネットを振り回して捕獲すると・・・・
ブユだぁ~~~
なんか刺された跡がポチってなったり、
内出血のようになるのはブユのせいだったのか~
ブユは東北の清流でというイメージがインプットされてて
山梨でブユって頭になかったので完全にやられちゃいました。
がっつり、いつもより多めに刺されちまいました。
そして今回のタマムシ採集は3日間で3匹という散々な結果で
終わりを告げるのであった。
薪のところから移動しているうちに、
昨日分からなかった昔のポイントへの入り口が見えました。
暗かったので道を見落としてたようです。
今日はアカマダラの木をチラ見して帰ろうと思っていましたが、
アカマダラの木→昔のポイント→アカマダラの木→帰宅ということで行動計画完成。
ちょっと心配だったガソリン補給して、
寝袋などをかたづけ、少し暗くなるのを待ちます。
そしてアカマダラの木へとやってまいりました。
カナブン、小型のスズメバチのみ。
すぐに移動します。
昔のポイントにようやく入れました。
懐かしいです。
歩いていると昔の事を思い出します。
ここはラッキイ軟骨さんと私がスズメバチに怯える中、
KAZUさんが懐中電灯でおびき寄せ、
あっという間にたたきつぶした場所だっけ。
あの時は総勢・・・えっと・・・7名以上だったか?
もう10年以上前になるのかな~
懐かしいなぁ~
ノスタルジックなトナさんです。 思い出に酔ってます。
連休最終日の夜とあってか、人は少なめで、
夜になってからはまだ誰も入っていない様子。
いつもならコクワやスジは黙殺しているのですが、
大きさによる変異が見たかったので確保していきます。
そうこうしているうちにアカマダラ発見!!!!
(切られてるところだから不本意だけど)
ヘタレだから知らないところに夜入っていけないし、
それだとオオクワなんて無理だし、
標本メインだから放虫の可能性のあるものよりも
東北での灯火が気分的にすっきりするし、、
と、樹液採集はあまり乗り気ではなかったのですが、
アカマダラコガネの登場で、
一気に樹液採集が楽しくなってきた。
やばい、やばいよ、
いま私、楽しんじゃってる! ヽ(゚∀゚ )ノ
いつのまにかちょーご機嫌になってます。
ささっと終わらせる予定だったのに、
じっくり丹念に見ていたらこの一角だけで1時間以上かけていた。
結果、3匹のアカマダラを得てニンマリです。
普通にコクワガタ、カナブン、カブトムシなども見られたし。
たくさん取れたら知り合いにあげようと思ったので、
追加のアカマダラを得るために、
最後の最後にアカマダラの木にやってまいりました。
で、近づこうと急な斜面を一歩踏み出したところで、
ズルっと・・・・・
やってはいけないことやっちまったい!
崖下のU字溝に直撃か・・・
「骨折」という文字が頭をよぎり、
なんとしても落ちまいと両手を大きく広げて、
ズザザザーーーー
右脇に小さな木の幹をがっちり抱え込んで止まりました。
体勢は寝転がっています。 水平ではなく垂直に (^^;
背中はべろんちょと服がめくれ、
土まみれになっています。
ずりずりよじのぼって、服をパンパンパンと土を払いのけ、
ふーーーっと深いため息をします。
まじ、怖かったーよ。
あれほど気をつけようと思ってたのに、
最後にはやっちまうのかい!
で、アカマダラが居ないことを確認して、
帰宅の途に就くのであった。
ところで、この土まみれの服をどこで着替えようか・・・
誰からも見られない駐車場の隅っこの方で堂々と着替えようと思っていたんですが、
空き駐車スペースがなくて、まわりは人だらけ・・・
こっそりと車内で着替えることに。
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